独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2008年度の「中小企業経営革新ベンチャー支援事業」の公募を実施した。
5月7日に締め切られた公募では146件の応募があり、そのうち4件の事業が支援対象として採択された。
事業が採択された1社に「ワイアード」という企業がある。同社は2006年10月に設立されたベンチャーで、アルバイト勤務管理システム「CiFTR(シフター)」を開発している。
CiFTRはSaaSで提供されるアルバイトやパートのシフト管理システム。昨今SaaSやASPへの注目が再度高まっているが、その流れの一環としてとらえることができるサービスだろう。
使い方は簡単だ。契約したユーザーには、各法人ごとの専用ページが作成される。あとは管理者がアルバイトの氏名や携帯電話メールなどの情報を入力れば、アルバイトが携帯電話から自分のシフトを管理できるようになる。
また、管理者が設定した必要人員数と、現状の人員数も可視化される。これによって、管理者にとっても、アルバイトにとっても簡単にシフト管理ができる。
個人的に強く惹かれたのは、アルバイトは携帯電話だけで情報を入力できるという点だ。今までのサービスでは、PCからの入力が基本だった。それを考えると、携帯電話に特化しているという点はユニークだろう。そして、世の中の趨勢を改めて感じることができる。
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