松下電器産業は6月18日、追記型Blu-rayディスクへの6倍速書き込みおよび再生が可能なドライブユニットを開発したと発表した。製品化に先駆けて対応メディアを7月10日に発売する。
開発されたのは、1層および2層の追記型Blu-rayディスクに6倍速での書き込みと再生が可能なドライブユニットだ。青紫色レーザーの過渡応答時間を短縮する技術と高速再生の信号処理技術によって実現された。この技術を採用したパソコン用ドライブの製品化を、2008年度上期に計画中だ。
対応メディアとして発売されるのは、片面1層の「LM-BR25MD」と片面2層の「LM-BR50MD」の2種類。記録層と中間層を高精度で均一な厚みに積層する技術により、片面2層ディスクでも1層目記録膜・中間層・2層目記録膜・透明カバー層を0.1mmの間に積層した。
また、ドライブの記録パワーにバラツキが生じても良好な記録品質を保つ技術として高感度相変化記録膜を採用し、6倍速での転送レートを実現。価格はオープンだが、店頭想定価格はLM-BR25MDが1700円前後、LM-BR50MDが4000円前後となっている。
また、インクジェットプリンタでディスク中央部までワイドに印刷できる2倍速のBlu-ray Discも7月18日に発売される。こちらも価格はオープンだが、店頭想定価格は、片面1層の「LM-BR25DW」が900円前後、片面2層の「LM-BR50DW」が2000円前後となっている。
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