総務省は6月13日、ソフトバンクモバイルに対して5月14日に行った行政指導を受け、同社が取った改善措置策の報告内容を公表した。
総務省によるソフトバンクモバイルへの行政指導は、2008年4月9日から5月6日までの間に3回発生した同社の通信障害に対して行われた。いずれの事故もシステムの信頼性向上対策や障害の極小化対策といった、設備管理のために必要かつ適切な措置が十分になされていなかったとし、厳重に注意するとともに、再発防止策の検討や予備設備の点検等を実施するように、ソフトバンクモバイルに対して改善を求めた。
ソフトバンクモバイルでは、発生した3件の事故に対して、いずれの場合もシステム構成の改善や、障害復旧時のマニュアル作成・見直しを図るとともに、情報共有によるベンダーとの連携強化を行ったと報告。さらに、事故に関わる電気通信設備以外の設備について、予備設備が適切に機能することの点検や問題が確認された場合の対策として、自社保全専用トレーニングシステムによる訓練や監視組織、および要員の見直しを今後行う予定だ。3Gサービスにおける共通予備システムの導入も検討すると報告している。
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