Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、SNSの利用と現状に関する調査を行った。
≪調査結果サマリー≫今回の調査対象者は15歳〜39歳までの男女500人。10代が20%、20代が40%、30代が40%の割付で行った。
Q1.SNSの利用状況
mixiやGREEのSNSを利用しているか尋ねたところ、「利用している」が43.0%と最も多く、次いで「利用したことがない」が40.6%と続いた。2007年1月のSNSに関する調査と比較すると、利用しているユーザーの割合は43.2%で、利用状況は1年半前とあまり変化していないことが伺える。
Q2.利用しているSNSサービス
Q2では、利用しているSNSを尋ねたところ、mixiが他のSNSを引き離し84.8%と圧倒的に多いことが分かった。2008年2月のビデオリサーチインタラクティブの発表によれば、既存のコアユーザー以外にライトなSNSユーザーが増加傾向にあることが分かっており、利用率の割合はほぼ変わりがないもののSNS利用者像は変化しているのではないかと考えられる。[参照:2007年1年間でのSNSサイト訪問者数は約2,100万人。CGMトータルでは約3,650万人(ビデオリサーチインタラクティブ)]
その他のSNSではMyspaceが2.9%で、2008年5月に日本に上陸した海外SNSのFacebookと共に、今後の利用者推移は非常に気に掛かる点である。[参照:海外SNS「Facebook」いよいよ日本上陸、日本語版サイトの提供を開始 (CodeZine)]
Q3.SNSへのアクセス方法
SNSにPCと携帯のどちらからアクセスしているかを日記の更新や日記の閲覧、メッセージ・足跡の確認、それぞれの項目ごとに尋ねたところ、PCからのアクセスはどの項目も90%以上と非常に高い。一方、携帯からのアクセスは日記の更新が26.4%、その他の各閲覧については30%という結果になった。1年前のデータと比較すると、PCからのアクセス率はほぼ変わりがないものの、携帯からのアクセスは大きく割合を伸ばしていることが伺える。
これを年代別で見た場合、10代の携帯からの日記の更新が顕著であり、年代毎にSNSへのアクセス方法に違いが見られることが分かる。
この原因として、10代はPCよりも携帯が生活の中心に置かれていることやプロフを代表とするような携帯で記録を更新していくことが優先的に意識付けられていることが大きく関わっているのではないだろうか。[参照:日常生活に不可欠なメディア、10代は「携帯電話」(Yahoo!ニュース)][参照:プロフサイト利用者数、6割強が増加傾向と予想(ブロッチ)]
PCからのSNS利用は、近年やや足踏み状態であるが、携帯を含めたSNS市場を見た場合、SNSはユーザー間のコミュニケーションツールとしてまだ顕在していることが言えるのではないだろうか。
次回は、現在のSNS利用頻度やSNS利用方法の変化について、調査をしていく。
本調査は、ボーダーズが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象者:15歳〜39歳の男女
サンプル数:500
調査期間:2008年5月22日〜2008年5月27日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス