Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同調査のもと、定点観測として、「検索サービスの利用実態」に関する調査を実施した。
前回の調査では、半数近くのユーザーが検索してから数日後に商品の購入を決めており、広告効果を見るには直接効果だけでなく間接効果も考慮に入れた広告投資をしていく必要があることが分かった。
今回の調査では、2006年12月の「第4回検索エンジンに関する調査」と比較して、検索時のキーワード数や閲覧ページ数などの調査や、Yahoo!とGoogleユーザーで検索方法に違いが見られるかを探った。
今回の調査対象者は16歳〜59歳までの男女500人。性年代別で50人ずつの均等割付けを行った。
≪調査結果サマリー≫
Q1.検索キーワード数
パソコンで検索する場合、キーワードをいくつ入力するか尋ねたところ、「1つ」が60.2%と最も多く、次いで「2つ」が31.8%と続いた。 最初に複数のキーワードで入力するユーザーは39.8%とそれ程多くはなく、まずユーザーは1つのキーワードで検索する傾向にあることが伺える。
2006年12月の「第4回検索エンジンに関する調査」を見ても、最初に1つのキーワードで検索するユーザーは50.9%おり、それ程変化が見られなかった。
また、GoogleとYahoo!のユーザー別で見た場合、Googleの方が複数のキーワードで検索しているユーザーが多く、検索エンジンによって、ユーザーの検索方法に若干の違いが見られるのではないかと考えられる。
Q2.検索結果画面の閲覧ページ数
最初の検索で何ページまで検索結果画面を見るかについては、「3ページ目まで」が33.4%と最も多く、次いで「2ページ目まで」が31.4%となっており、以前の調査結果と比較して大きな変化は見られなかった。
また、Yahoo!とGoogleユーザーで比較したところ、両検索エンジンに大きな違いは見られなかった。
Q3.再検索の方法と手段
最初のキーワードを入力して表示結果から必要、または見たいサイトが見つからなかった時の再検索方法については、「キーワードを追加して、再度検索する」が70.6%と最も多く、次いで「キーワードを変更して、再度検索する」が続いた。
過去(2006年12月実施)の調査と比較して、大きな変化が見られないことから、ユーザーは一度特定の検索方法に慣れると敢えて変えないのではないだろうか。
検索エンジンは、何らかの商品やサービスに関心があり、能動的に「検索」というアクションを起こしているユーザーにターゲットを絞ったものである。
今回の調査結果から、80%弱のユーザーは4ページ以降の検索ページを閲覧していないことがわかっており、SEO対策を万全にし、目的を明確にしている(優良な)ユーザーの取りこぼしをなくしていくことが必要不可欠であると考えられる。
調査は、メディアインタラクティブが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、
リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
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調査対象者:16歳〜59歳の男女(性年代の均等割付け)
サンプル数:500
調査期間:2008年4月9日〜2008年4月10日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ
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