前回のコラムでは携帯電話とPCの検索における5つの違いをまとめた。挙げたのは下記の5つだ。繰り返すが、PCのSEOのノウハウを携帯電話にそのまま転用しても成功には結びつかない。
実はこの5つの違いがそのままモバイルSEOを実施する際のポイントになる。今回はこのうちの1〜3についてまとめる。
予測変換で表示される順番を意識するのが重要。例えば、前回も例に出した「待ち受け」。編集などの都合でページ内での表記を「待受」とすることが多々ある。
しかし、携帯電話で「まちうけ」と入力すると「待ち受け」がはじめに表示されるため「待ち受け」と検索される方が多い。したがってページ内でも「待ち受け」という表記を使うほうが良い。
このように携帯電話の日本語入力システムにはAtokやWnnなどの種類があり、これらのソフトの持つ予測変換機能の影響を強く受ける。対策するキーワードを決めるにあたっては端末で実際に入力し、どのキーワードが一番初めに候補として表示されるかを確認すると良いだろう。
検索エンジンの「クロール頻度」と「インデクシング」に時間がかかる点を考慮することが重要である。前回書いたように、クロールの頻度が少なくインデックスに時間を要するエンジンも存在することから、検索結果に表示されるころには情報が古くなっているというケースがある。
古いだけならまだ良いが、ページが削除されていたりエラーになっているケースも多々見受けられる。
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