iVDRコンソーシアムでは、5月27日「iVDRセミナー2008」を開催した。セミナー会場ではシリコンタイプや大容量タイプなどiVDRの新規格についても触れた。
iVDRは着脱型のハードディスク(HDD)で、大容量記録メディアとして日立の薄型テレビ「Wooo」などに採用されている。今回新規格として提案されたのは、大容量タイプの「iVDR Xtreme」、接続ポートにUSBをサポートする「iVDR-i/o」、フラッシュメモリを採用する「シリコンiVDR」の3点だ。
iVDR XtremeはHDDプラッタを3枚備えた大容量タイプで、耐衝撃性、拡張性に優れたハイエンドな仕様となる。地上デジタルチューナーやワイヤレスユニットなどへと拡張することを想定しているという。
一方、シリコンiVDRはHDDと比較し、低消費電力、小型化が図れることがメリット。車載用などモバイル用途として提案していきたいとした。シリコンiVDRはTDKが既に試作しており、16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトまでを製造可能としている。
セミナー会場では、アイ・オー・データ機器や日立マクセルなどのiVDRプレーヤーやECCLEのiVDRスロット内蔵のセットトップボックスといった参考出品や、発売済みの日立薄型テレビ「Wooo」などが展示されていた。
iVDRコンソーシアムでは、大容量、高速アクセス、著作権保護機能の搭載などiVDRならではのメリットを打ち出し、国際標準化への取り組みも進めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
イノベーションの「種」から社会実装へ--
社会課題の解決に挑む各社の挑戦