日立製作所は4月14日、超薄型液晶テレビ「Wooo UT」を始め、液晶テレビ「XV/HV02」シリーズ、プラズマテレビ「XR/HR02」シリーズの計9機種を発表した。発売は液晶テレビが4月27日より、それほかの機種は6月7日となる。価格はすべてオープン。
発表会冒頭に挨拶を行った、執行役副社長コンシューマ事業グループ長&CEO 大沼邦夫氏は「薄型テレビは将来、放送と通信が融合する際に核となる商材と期待している。それを実現するための技術的なシーズは十分日立にあると感じており、今後も高付加価値製品の開発を使命として行っていきたい」と話した。
新「Wooo」シリーズは、全機種にiVポケットを採用し、着脱可能なカセットHDD「iVDR-S」への番組録画を実現。250Gバイトの内蔵HDDも搭載したWoooUTシリーズとプラズマテレビXR/HR02シリーズには、従来に比べ約2倍の長時間録画を実現する「XCodeHD」技術を組み合わせることで、500Gバイト分の長時間録画をサポートする。
その他各機種の特徴は下記の通り。
●Wooo UT XP/WPシリーズ薄さ35mmを実現した超スリム型液晶テレビ、Wooo UTの最新シリーズ。32型、42型、47型の3サイズ展開で、各サイズにブラックとホワイトの2色を揃える。別体となるWoooステーションには地上、BS、110度CSデジタルチューナーを2基、地上アナログチューナーを1基装備した。新機種最大の売りは、ネット機能を充実だ。ネット接続することでハイビジョン画質でのコンテンツ配信が行われる「アクトビラ ビデオ・フル」に対応したほか、独自のテレビポータルサイト「Wooonet」を新設。「ビデオdeメール」といったオリジナルサービスをスタートさせる。
従来のALISパネルから「ボックス・リブ構造」を採用した新開発パネルへと変更されたプラズマテレビ。「1080フルHDブラックパネル」を採用した50型、「1080HDブラックパネル」を採用した50型、42型の3モデル展開となる。最上位モデル「P50-XR02」には、「なめらかシネマ」、「シネマスキャン」という2種類の画質機能を搭載し、映画コンテンツを見る際、テレビ側が最適な状態へと補正してくれる。
フルHDパネルを採用した「L42-XV02」、「L37-XV02」とIPSαパネルを採用した「L32-HV02」の3サイズのラインアップ。XV02シリーズには「倍速120コマ」変換を採用する。最大サイズとなる42型には、プラズマ同様になめらかシネマ、シネマスキャンを搭載するなど、充実した画質機能を誇る。
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