上下の写真を比較すると、下写真の本線映像部分に乱れがかかっているのをお分かりいただけると思う。これは、ユーザーの持っている暗号鍵に応じて、画像にあえて乱れを生じさせるスクランブル技術。コンテンツ購入にあたって、まず「少々悪い画質」で中身を確認してもらい、購入の是非を判断してもらうために使うものだ。通信経由ではなく放送経由ビデオオンデマンドを想定しており、ユーザー自身が持っている暗号鍵に応じて劣化度を変化させられる点が特徴。放送波によるビデオオンデマンドの実施は少々先の話になりそうだが、その技術的な準備はできているようだ。