[レビュー]小さな本格派--ソニー「HANDYCAM HDR-TG1」 - (page 4)

ソニー
HDR-TG1
内容:ビデオカメラのリーディングメーカーの1つとして、常にトップを走り続けるソニーから新提案型「HANDYCAM」が登場した。手のひらに収まるコンパクトボディにチタン素材を用いたシンプルデザインを採用。今までにないスタイリッシュさでビデオカメラの使用シーン拡大に迫るという。

光学10倍ズームも備えた静止画撮影も可能

 HDR-TG1では静止画撮影も可能だ。静止画撮影時の有効画素数は、16:9のワイド画角で149万画素、4:3のスタンダード画角で199万画素だが、クリアビットCMOSセンサーの画素配列と信号処理により、最大で400万画素相当(4:3)での静止画記録が可能だ。動画撮影中に「フォトボタン」を押せば、最大230万画素(16:9)での静止画も記録できる。

 サイズの割りに強力な光学10倍ズームを備えているので、思い切りズーミングして撮影できるのは楽しい。

 画質は以下の作例を見ていただきたい。今回はワイドで撮影したので約150万画素での撮影になる。輪郭が甘いが、解像度を考えると妥当な仕上がりだろう。

 できればデジカメの向こうを張れるぐらいピシッとした静止画を撮影してほしいという声も聞こえそうだ。確かに本機で横型モデルのように300万画素での静止画撮影ができれば、デジカメには家でお留守番をしてもらってもいいだろう。

 ただ、最近のコンパクトデジカメは、手ぶれ補正機能に加え、暗所でも美しい写真が撮れる増感機能が備わっている。それでいて、画素数は700万画素を軽く超えている。そこまでの機能を現時点でムービーの期待するのはちょっと無理そうだ。HDR-TG1だけを持って出かけるなら、“静止画はブログなどのウェブ用”と割り切りたい。

  • 約230万画素で撮影した静止画。若干輪郭が甘い

  • こちらも約230万画素で撮影した静止画

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