こうしたコンテンツとバッティングするFlashゲームのコンテンツも、テレビでや家庭用ゲーム機、一般サイトなどで人気となっている要素をゲームにうまく取り入れ、流行に乗ることで「ゲームiガイド」といったキャリアのパブリシティに掲載され、伸びを維持している。
また新たな動きとして、「ホスト」を題材にしたものなど、女性向けのライトなノベルシミュレーションゲームが増えているということが挙げられる。実は10代女性は、以前から恋愛シミュレーションに強い興味を示していたのだが、そうしたジャンルはこれまでオタク向けものしか存在しなかった。こういったニーズをうまく満たすゲームが登場したことで、新たな市場が形成されたといえよう。
その一方で、本格的なゲームを携帯電話オリジナルで作るという傾向は、最近あまり見られなくなってきている。携帯電話の機能が進化して開発費がかかるようになったことに加え、携帯型ゲーム機の人気が高まり、本格的なゲームはそちらで遊んでしまう傾向が強くなってきたことが影響しているようだ。
ただ、「脳トレ」「検定」といったゲームが携帯型ゲーム機からモバイルコンテンツに入り込み、人気を博すといったこともある。一概に両者が対立しているとは言い切れないようだ。
次回は、「電子書籍」「デコメール」など、著しい成長を遂げる新しいジャンルのコンテンツを中心について取り上げていく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス