ジャーナリストとして取材をしたり、会議に出席したときに重宝しているのがノートレイアウト機能。以前のバージョンのWordでもノートに録音することが可能だったが、Office 2008 for macのWordでは、このノートの録音機能が進化した。Wordで録音する多くの場合、ただ録音するだけでなく、キーボードからメモを取りながら、同時に録音している。そして取材が終わったあと、あるいは会議が終わったあとに、その録音した音声を聞きながら書き残したメモとつき合わせて、取材メモや議事録作成を行う。ここで、進化した録音機能を持つWordでは、録音しながら残した箇条書きのメモの行に表示されるスピーカーマークをクリックすることで、そのメモを取った部分から音声を再生してくれるのだ。つまり音声とメモの時間軸が一致しており、非常に効率的なテープ起こしができるのだ。
新しいExcelで目を見張るのは、グラフの表現力がさらに高まった点。作り方もさらにシンプルになっている。グラフ化したい数値をスプレッドシートから選択肢、先にご紹介したエレメンツギャラリーの「グラフ」をクリック。そして挿入したいグラフの種類を選ぶだけで作業は終わる。もしグラフの種類を変えたければエレメンツギャラリーからクリックするだけで瞬時に変更可能だ。色合いなどのカスタマイズも充実している。同系色でまとめたり、同じ色の濃さで表現したり、背景を黒にしたり、といったパターンはパレットの中に予め用意されているため、色選びに苦労することなく、センスの良いグラフを作り出すことができる。
企業では多くの場合、すでに用意されている財務書類がそろっているが、スモールビジネスの現場であったり、これからビジネスを始めよう、とする際には、始めからこれらのフォーマットを作って用意する必要がある。Office 2008 for macのExcelでは、Macでビジネスを始めようというユーザーにとてもフレンドリーな機能として、財務関係の書類のテンプレートを用意してくれている。リスト、レポート、予算管理、入出金管理、請求書、資産管理といったジャンルの中には、予め関数が組まれたシートが揃っており、すぐに項目と数字を入力するだけで書類ができ上がる。
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