もちろん。そういった収益が上がるというのもあるし、あとはベンチャーキャピタルから資金を得ている開発者もいる。
SNS向けにサードパーティのアプリケーションを開発するということによって成功を収めている会社は、いまアメリカにはたくさんあるからね。
いまの時点では開発者はサードパーティの広告を組み込むことが許されている。今後は「ハイパーターゲティング」という独自の広告システムを立ち上げる予定だ。それを使うとMySpaceを介して広告を組み込めるようになる。
もし、広告主がハイパーターゲティングを使えば、MySpaceの非常に巨大な広告在庫を利用できる。あと、そのユーザーの行動情報に基づいた形でターゲットを定めた広告を打つことも可能だ。
ハイパーターゲティングは、我々の競合が行ったものとはまったく違うものだ。情報をサードパーティや友人と共有することはない。このハイパーターゲティングというのは、MySpace内の情報を利用して、そのユーザーに関連のある広告を表示するというものだ。
ハイパーというのは我々がつけた名前であって、マーケティングの観点から非常に深いレベルでのターゲティングが可能であるというイメージでつけたものだ。だから、まあ、ターゲティング広告の1つということだ。
評価の仕方は2つある。1つはユニークビジター数。もう1つはエンゲージメント。これはユーザーがMySpaceにどれだけの時間を使っているか、という指標。そういったところをみると、日本は非常に新しい戦略を打ち出したばかりで、エンゲージメントという点でも良いと思う。
ユーザー数は多ければ多いほどいい。ただユーザーを獲得した後では、いわゆるエンゲージメントが非常に重要になってくる。日本は非常に特異な部分がある。MySpaceでコンテンツを楽しんだり、新しい友人を見つけたりといったサービスを提供しているが、もう1つ日本ではプレミアムレベルでのマルチメディアを提供できるはずだ。
もともとOpenSocialはMySpaceとGoogleの間でオープンソースプロジェクトとして立ち上がったものだった。これをウェブ上で開発者向けに統治できるようにするために、このOpenSocialプロジェクトをNPO化して、OpenSocial Foundationを作った。
そしてYahooにも参加してほしかった。それはやはりこのプロセスのなかで3社のチェック&バランスを効かせることによって、最も公平で最も運用しやすい形にできるからだ。そのスペックについては、長期的な使用に耐えられるものにするために、このOpenSocial Foundationで作り上げていく。
3つの組織で十分だと思った。とは言うものの、他の人たちを締め出したわけではない。もし関心を持っている会社や組織があれば、参加してほしい。
特にネットワーキングにおける機能の核として進化していく必要がある。やはりそれはユーザー間でコミュニケーションがとりやすくなることが必要だし、また我々としてはMySpsceをユーザーにとってのインターネットのスターティングポイントにして欲しいと思っている。MySpaceのユーザーのプロフィールがインターネット上でのユーザーのアドレスになればいいと思う。
我々としてはそういったコアフィーチャーを進化させたい。エクステンションはMDPによって開発者たちに追加してもらい、ユーザーのニーズを満たしていきたいと思う。
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