News Corp.傘下のMySpaceが少なくとも大手レコード会社4社のうち3社と提携し、共同で新音楽サービス「MySpace Music」を開始すると、MySpace幹部が正式に発表した。
新サービス提供についての噂は数週間前から流れていたため、MySpaceによる米国時間4月3日朝のメディア向け電話会見は予想外のものではなかった。
同サービスは今後3〜4カ月かけて徐々に展開していく予定で、無料の音楽ストリーミング、著作権保護のないMP3楽曲ファイルのダウンロード、着信音を提供するほか、物品やコンサートチケットの販売も行うと、MySpaceの最高経営責任者(CEO)Chris DeWolfe氏は述べた。MySpaceが目指すのは、音楽に関するすべてがそろうワンストップショップになることだ。大手レコード会社4社のうちEMIだけが加わっていないが、今回の提携の内容に詳しい情報筋によると、MySpaceはEMIとも交渉を続けているという。
MySpaceとの提携からは、音楽業界がウェブやデジタル技術に戦いを挑むのでなく、手を組んでいこうという姿勢が見て取れる。CD販売の落ち込みが続き海賊版が増えるなかで、レコード会社の方針転換は避けられない。音楽から収益を得る方法を根本的に改めるしかないのだ。MySpace Musicの開始にあたって、レコード会社は新たに設立するジョイントベンチャーの株主となり、同サービスによる全収入の分配を受けることになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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