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グーグルの「OpenSocial」にヤフーも参加か?--Facebookは静観の構え

文:Dan Farber(CNET News.com) 翻訳校正:藤原聡美、佐藤卓、小林理子2008年03月12日 20時26分
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 ソーシャルネットワークサイト(SNS)向けAPIであるGoogleの「OpenSocial」が近々、重要な支持者を新たに獲得しそうだ。New York Timesが米国時間3月11日に報じたところによると、MySpace、Plaxo、Bebo、hi5 Networks、orkut、LinkedIn、Six Apart、Oracle、Salesforce.com、Ningなどが参加するこのグループに、Yahooが加わる見通しだという。そうなれば、主要なソーシャルネットワーキングプラットフォームの中でOpenSocialグループにまだ属していないのは、事実上Facebookだけということになる。

 OpenSocialを利用すれば、複数のソーシャルネットワークを組み合わせ、友人とその友人のフィードのネットワーク集合体であるソーシャルグラフを利用するアプリケーションを、コードを書き直すことなく作成できる。

 Facebookの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は3月9日、South by Southwest Interactive Festival(SXSWi)でCNET News.comのCaroline McCarthy記者のインタビューに応じ、OpenSocialについてはその動向を見守っている状況だとして、次のように語った。

「人々が利用しているソーシャルサービスの多くは、われわれが作ったものではない。それは素晴らしいことであり、それが本来あるべき姿だ。Googleがそういったものを作れば、われわれのサービスを完璧に補完するものになりうる一方、エコシステムを前に押し進めるものにもなるだろう。われわれとしては、どの方向に動いていくのかを見守っていきたい」

 Facebookにとって、今すぐOpenSocialの流れに乗る必要性はない。これまでに、Facebookでは20万人の開発者が1万6000のアプリケーションを作り出しており、自社の開発者用プラットフォームのコードをBeboなどの外部ネットワークにライセンス提供もしている。したがって、Facebookのプラットフォームを作り変えてOpenSocialをサポートすることは、現時点の最優先課題ではない。しかし、ある時期Microsoft対Appleのプラットフォームで対峙したように、他のソーシャルウェブすべてを向こうに回したところでろくな結果にはならない。オープンソースプロジェクトであるOpenSocialが多くの開発者やユーザーを引き付けるようになれば、Facebookも、OpenSocialへの参入障壁を築くことなく、この流れに加わることになるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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