松下電器は3月6日、薄型テレビ「VIERA」シリーズにプラズマテレビ3シリーズ8機種、液晶テレビ2シリーズ4機種の全12機種を発表した。価格はオープン。
全機種ともに「パワーアスリート画質」と名付けられた、高画質技術とより強化が図られた「ビエラリンク」を採用していることが特徴。ビエラリンクは、従来のデジタルレコーダー「DIGA」やラックシアターといった機器間の連動操作を使いやすくパワーアップさせた。
中でも対応レコーダーDIGAとの連携で、新たな視聴スタイルを提案しているのが「番組キープ機能」。ビエラのリモコンボタン1つで視聴中の番組を一時停止させ、その後の番組をDIGA側に録画することにより、急な来客や電話でも見たいシーンを見逃さず、簡単操作で録画しておける。
ラックシアターとの連携では、EPGの番組情報を元にスポーツならスタジアム、映画ならシネマといった最適なサウンドモードを自動的に選択できる。
プラズマテレビには「PZ800」「PZ85」「PZ80」の3シリーズをラインアップ。全機種ダイナミックブラックレイヤーを採用した新世代パネルを搭載し、コントラスト比3万:1と、黒表現力を向上させている。42型から50型まで全サイズにおいて1920×1080ドットのフルHDモデルとした。
プレミアムシリーズに位置づけられるPZ800シリーズでは、42型、46型、50型の3機種を用意。地上、BS、110度CSデジタルチューナーをダブルで搭載したほか、SD動画、静止画再生に対応するなど、上位機に相応しい充実したスペックを誇る。映像配信サービス「アクトビラ」には、「アクトビラベーシック」とともに、ハイビジョン画質で映像コンテンツが配信される「アクトビラ ビデオ・フル」の視聴も可能だ。
デザインは、フレーム段差をなくした「フルグラスフェイス」を採用したフラットな仕上げ。画面下部をアーチデザインにすることで、浮かんでいるようなフローティングイメージを出している。発売は4月20日。
スタンダードシリーズとなるPZ80シリーズは、PZ85の機能をそのままに定番デザインを採用した。42型、46型、50型の3サイズ展開で、高画質なプラズマテレビながら、買い求めやすさをアピールする。発売は4月10日。
液晶テレビは32型フルHDモデルを含めた「LZ85」「LZ80」の2シリーズを展開する。全機種IPSαパネルを採用し、コントラスト比1万:1を実現。スタイリッシュシリーズとなるLZ85では、新開発の「モーションフォーカス技術」を搭載した「フルハイビジョン 新Wスピード」により、動きの速い映像でも滑らかな再現が可能だ。
全機種ともにSD静止画再生に対応しているほか、アクトビラ ベーシックの利用が行える。
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