Google Social Graph APIを徹底解剖 - (page 2)

山崎徳之(ゼロスタートコミュニケーションズ)2008年02月28日 14時35分

 「TwitterLove」という、このGoogle Social Graph APIを利用したデモサイトを運営されているF.Ko-Jiさんという方がいらっしゃるので、この人のノードを基点にしてみます(http://blog.fkoji.com/2008/02031741.html)。下記のクエリーを送ってみます。

http://socialgraph.apis.google.com/lookup?q=http://twitter.com/fkoji&pretty=1&edo=1

 以下のような出力を見ることができます。

{
 "canonical_mapping": {
  "http://twitter.com/fkoji": "http://twitter.com/fkoji"
 },
 "nodes": {
  "http://twitter.com/fkoji": {
   "attributes": {
    "url": "http://twitter.com/fkoji",
    "profile": "http://twitter.com/fkoji",
    "rss": "http://twitter.com/statuses/user_timeline/fkoji.rss",
    "atom": "http://twitter.com/statuses/user_timeline/fkoji.atom"
   },
   "nodes_referenced": {
    "http://blog.fkoji.com/": {
     "types": [
      "me"
     ]
    },
    "http://twitter.com/8maki": {
     "types": [
      "contact"
     ]
    },
    "http://twitter.com/aibamika": {
     "types": [
      "contact"
     ]
    },

(以下略)

 こんどはたくさん出てきました。"nodes"->"http://twitter.com/fkoji"->"nodes_referenced"以下にあるのが、このノードから外に出ているエッジ情報になります。

 "types"にあるのがエッジの種類ですが、Twitterの場合は他人とのリンクを表現するXFNは全部"contact"なので、"contact"しか出てきません。

 edoに対して、ediはそのノードに向かっているエッジ情報の出力指示になります。Twitterで言うと、Followedということになります。こちらも試しにAPIを叩いてみましょう。

http://socialgraph.apis.google.com/lookup?q=http://twitter.com/fkoji&pretty=1&edi=1

 こんどは以下のような内容が表示されます。

{
 "canonical_mapping": {
  "http://twitter.com/fkoji": "http://twitter.com/fkoji"
 },
 "nodes": {
  "http://twitter.com/fkoji": {
   "attributes": {
    "url": "http://twitter.com/fkoji",
    "profile": "http://twitter.com/fkoji",
    "rss": "http://twitter.com/statuses/user_timeline/fkoji.rss",
    "atom": "http://twitter.com/statuses/user_timeline/fkoji.atom"
   },
   "nodes_referenced_by": {
    "http://twitter.com/244": {
     "types": [
      "contact"
     ]
    },
    "http://twitter.com/37to": {
     "types": [
      "contact"
     ]
    },
    "http://twitter.com/adamrocker": {
     "types": [
      "contact"
     ]
    },

(以下略)

 先程は"nodes_referenced"でしたが、今度は"nodes_referenced_by"になっています。また、edoとediは両方同時に指定することもできます。

 両方同時に指定すると、そのノードから外に出るエッジ、そのノードに向かうエッジの両方がまとめて出力されます。

山崎徳之株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ 代表取締役社長

アスキー、So-net、ライブドアなどでシステム設計、構築、運用を行う。2003年9月にシリコンバレーにVoIPの開発会社であるRedSIP Inc.を設立、CEO就任。2006年6月にゼロスタートコミュニケーションズを設立、代表取締役社長就任。Software Designで「レコメンドエンジン開発室」などの連載をしている。

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