シャープとソニーは2月26日、大型液晶パネルモジュールの生産および販売を行う合弁会社設立に向けて、意向確認覚書を締結したと発表した。
今回発表された意向確認覚書の締結は、現在シャープが大阪府堺市に建設している第10世代マザーガラス採用の液晶パネル工場を分社化し、ソニーと大型液晶パネルモジュールの生産および販売を行う合弁会社を設立するというもの。
両社の協力関係を通じて、シャープの最先端液晶ディスプレイ技術力とソニーのテレビ事業における市場競争力をさらに強化することが目的。合弁会社の名称は未定で、設立日は2009年4月、稼動開始時期は2009年度中を予定している。具体的な資本金と投資額は未定ながら、出資比率および投資比率はシャープが66%、ソニーが34%になる見込みだ。
事業内容については、大型テレビ用液晶パネルモジュールの生産およびシャープ、ソニーへの販売。生産能力は、マザーガラス投入ベースで稼動当初は月間3万6000枚、最終的に月間7万2000枚になるという。
両社では今後、法的拘束力を有する合弁契約を9月30日までに締結するよう交渉していくという。
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