[レビュー]紙の手帖はもう要らない?ネットコミュニケーターへの進化--アップル「iPod touch January Update」 - (page 2)

Apple
内容: iPod touch、以前ご紹介したときには、iPhoneからいくつかの機能を取り除いたモノ、と言う側面を指摘した。しかし2008年1月に公開されたアップデートを適用すると、それまでのミュージックプレーヤーとしての側面が強かったiPod touchががらりと変わってしまう。今回はiPod touch向けJanuary Updateを見ていこう。ちなみに、2008年1月以降にiPod touchを購入した場合、予めアップデートされた状態で利用できる。

ウェブクリップとメニュー画面のカスタマイズ

 iPod touchをアップデートして再起動したら、メニュー画面にアイコンが増えていることに気付く。増えたのはメール、メモ、天気、株、そしてGoogle Mapのアイコン。追加された機能としては、これに加えてSafariのウェブクリップ、メールが追加された事によるURLや写真などのメール送信機能だ。

 Safariのウェブクリップとは、ウェブサイトの一部分をクリップし、メニュー画面に登録、タッチするだけで最新のその画面にすぐにジャンプできる機能だ。ブックマークと違う点は、iPod touchの画面上でウェブページ内の拡大、縮小をしたビューを保持できる点。たとえばウェブサイトの中の更新情報の箇条書きの部分をウェブクリップすれば、いつでもそのサイトの更新情報のリスト、その部分に直接ジャンプできる仕組みである。

 ウェブクリップをすると、名前を付けてiPod touchのトップメニューに追加できる。iPod touchのメニュー画面はページめくりに対応していて、ウェブクリップが増えれば次のページに収まっていく。

 メニュー画面で「設定」のアイコンを長く押していると、画面の中のアイコンすべてがブルブル震え始める。震えているアイコンを指でしばらく触れていると、ぐっと拡大されて、引きずることでアイコンの配列を変えることができるようになった。

 アイコンは既存のDockに入っているアイコンを引きずり出せば、好きなアイコンをDockの中に登録することもできる。また2ページ目については1ページ目がいっぱいになっていなくても利用することができ、1ページ目はアプリ、2ページ目はウェブクリップ、という整理をすることもできる。

 ウェブクリップの工夫次第で、iPod touch向けのアプリのように、ウェブサイトの一部分を切り抜いて閲覧する使い方もできるだろう。もちろんウェブクリップからジャンプした後は、普通のSafariのブラウジングのように、リンクしたり、拡大縮小したりすることは可能だ。

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