メールアプリとはいえ、使い勝手はこれまでのiPodで慣れてきたとおり、メニューを中に入っていくと右へ、右へと進んでいく方式は共通だ。そしてメール表示はタイトル、差出人、自分がToで受け取ったのか、Ccで受け取ったのかを示すアイコン、さらにメールの冒頭の部分を2行で表示する、と言うリッチなモノになっている。件数は最大で200件。もちろんこれらの表示の仕方はカスタマイズすることが可能だ。
受信できるメールは通常のプレーンテキストのメールだけでなく、画像やレイアウトが含まれるHTMLメールも難なく表示できる。もちろん画像がサーバにある場合はダウンロードのために無線LANによるネットのアクセスが必要だが、HTML形式のメルマガなどを流し読みするのにも便利な端末だ。
またJPEGなどの画像ファイル、テキストファイル、PDFなどのドキュメントファイルに加えて、音声やムービーファイルも、添付ファイルとして受信してその場でプレイヤーから開くことができる。これをiPod touchのライブラリに追加するところまではできないが、メールで軽いムービーを送ってもらって、その場で確認する、と言ったことはこなせる。
そしてメール編集機能。iPod touchの予測変換に対応した日本語入力環境で、多少の慣れを経ることで、快適にメールを入力していくことができる。出先でなくても、夜、寝しなにベッドサイドでちょっとしたメールを書く、なんて使い方も進んでやりたくなる。
とはいえ、iPhoneと比較して惜しい部分もある。それはメールを送受信できる場所が限られていること。iPhoneの場合、ケータイの電波がきていれば、常時メールチェックをしてくれて新着メールをすぐにキャッチできるが、iPod touchの場合、Wi-Fiのポイントにいなければメールチェックはできない。
そのため、たとえば、朝、家を出るとき、あるいはオフィスを出るときにメールチェックをして、電車の中で読みながら返事を書く、と言った使い勝手で対応していくと良いかもしれない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する