[レビュー]話題の199ドルモバイルPCを使いこなせ--ASUSTeK 「Eee PC 4G-X」 - (page 3)

ASUSTeK
EeePC4G-X
内容:2007年のCOMPUTEX TAIPEI 2007にて199ドルPCとして発表された、ASUSの低価格ノートPC「Eee PC」。日本の標準仕様は4GバイトのSSDに512Mバイトメモリ、Windows XP Home Editionを搭載し、4万9800円で登場した。モバイルPCとしては驚く価格だが、HDDにかわりSSDの搭載や1kgを切る重量など、ただ安いだけではないものに仕上がっている。

CPUはDothan世代のCeleron M

  • ACアダプターはコンセント直挿しタイプ。ケーブル長さは約3m

 CPUは超低電圧版となるCeleron M 353。定格では900MHzだが、これを630MHzで駆動している。チップセットはモバイルインテル915世代のもの。グラフィックもチップセット内蔵のものを利用している。

 無線LANはIEEE 802.11b/g対応でaやnに対応しないのは残念だが、これは各国共通部品を使ってコストダウンを図るためと思われる。チップはAtherosのAR5007EGを採用、WPAに対応し、TKIP/AESなどの常識的なセキュリティにももちろん対応している。

 そのほか、100BASE-TXのLAN、30万画素のウェブカメラ、ステレオスピーカー、底面にはモノラルマイク、SDHCに対応したSDカードスロットなど、ノートPCに欲しい装備はひととおりそろっている。

 バッテリーの駆動はカタログ値で3.2時間。液晶輝度を最大にしてGyaoの動画を無線LAN経由で視聴するという、かなり酷な使い方でも1.5時間は持つ。

 現時点では大容量バッテリーなどは用意されていないが、今後、世界で普及が期待されるノートPCだけに、アクセサリー類の充実が期待される。ACアダプターも小型の9.5V/2.5Aタイプで、入力電圧も240Vまで対応の世界規格。同時持ち運びも苦にならない。

  • CPUはCeleron M 定格900MHzのものを630MHzで駆動。メモリは512Mバイト

  • グラフィックはインテル915系。外部VGAへの出力も可能だ

  • 無線LAN接続のユーティリティーはなく、OS標準機能で接続する

  • Windowsの自動更新が終わった状態でのSSD内の空き容量は約830Mバイト

  • 初期状態のWindows画面

  • ASUSのユーティリティーもプリインストールされ、BIOSの更新ができる

  • 有線LANポートも装備。モデムポートはフタがしてある

  • USBポートは左右で3ポートに、外部VGAポートがある

  • 30万画素のウェブカメラを液晶上に装備する。使用時はカメラ右側に埋め込まれた緑色LEDが点灯する

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