通期では純利益が6億6000万ドル(1株あたり47セント)と発表しており、前年の7億5100万ドル(1株あたり52セント)から減少した。2007年度の売上高は12%増の51億ドルだった。
第1四半期の売上高のガイダンスは、トラフィック獲得費用(TAC)を除いて12億8000万ドル〜13億8000万ドルの範囲だった。通期の売上高のガイダンスは、53億5000万ドル〜59億5000万ドルとなっている。アナリストらは、第1四半期の売上高を13億6000万ドル、通期の売上高を59億ドルと予想している。
Yahooは、ブロードバンドに関する売上配分の複数年契約をAT&Tと再交渉していることを発表した。話がまとまれば、Yahooは、AT&T顧客向けにコンピュータやモバイル機器で共同ブランド版のアプリケーションを提供することに加え、検索やディスプレイ広告を提供することになる。
Yahooはまた新しい最高技術責任者(CTO)にAristotle "Ari" Balogh氏(43歳)を任命した。Balogh氏はVeriSignでCTOの地位にあった。
Yahooは、Facebookなどのソーシャルネットワークからの強まる競争、そしてウェブ検索やオンライン広告市場において継続しているGoogleの支配に直面し、自社のあり方を再定義しようと苦慮している。Yahooは、2007年夏の経営陣再編によって共同創設者であるYang氏がトップに就いて以降、確固たる戦略を発表できないでいる。
Yang氏はYahooをウェブ利用者にとって最も人気の高い訪問先にすることに注力したいと述べているが、同社はリードを維持する上でいくつかの問題を抱えている。例えば、Yahooは米国内ではいまだに第1位のウェブプロパティだが、世界では現在第2位に甘んじており、ComScoreの調査によると毎月の訪問者数はGoogleの5億8800万人に対してYahooは4億8500万人にとどまっている。
また検索の分野でも、ComScoreの調査によるとYahooの米国内のシェアは12月には1年前と比較して5%低下して23%になっており、一方、Googleは52%から58%にシェアを拡大している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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