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OpenOffice.org、ODFよりOOXMLの採用を推奨するレポートに反論 - (page 2)

文:David Meyer(Special to CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、佐藤卓、福岡洋一2008年01月21日 12時19分
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OpenOffice.orgの反論

 OpenOffice.orgで欧州地域のマーケティング責任者を務めるJohn McCreesh氏は、Burton Groupの報告書について、「新しい調査がまったく含まれておらず、アナリストが単にデスクの前に座って推測をめぐらしただけのものだ」と述べ、その価値に疑問を呈した。

 McCreesh氏は16日のZDNet UKの取材に対し、「Bectaが先週発表した報告書と比較すると面白い」と語った。同氏が言及したのは、英国教育工学通信協会(Becta)が現地時間1月9日に発表した報告書で、英国の学校に対して「Windows Vista」と2007 Microsoft Office Systemを導入しないよう警告している。「Bectaは(他の調査会社に)独自調査を依頼し、まったく異なった結論に達している。(Burton Groupの報告書は)調査に基づく客観的な結論というより、著者の偏った個人的見解を述べたものだ」(McCreesh氏)

 McCreesh氏はまた、ODFが「可能なかぎりオープンスタンダードをベースにしている」ことを指摘し、大規模組織での使用に適していると主張した。

 「絶対にMicrosoft製品しか使わないという大企業であれば、それに固執するのもいいだろう。(しかし)われわれが生きるこの競争社会では、そうした地位をどのくらい長く維持できるかわからない」と、McCreesh氏は付け加えた。

 しかし、Burton Groupの報告書の中で、オープンスタンダードを支持するOpenOffice.orgのコミュニティーが最も大きく反発したのは、ODFの生みの親Sun Microsystemsに対するODFの独立性に疑問を投げかけた部分だった。報告書には、「今後、ODFは進化のスピードが鈍くなり、複雑化していく可能性が高い。その理由の1つは、ODFの主要な実装であるOpenOffice.orgが、いくつかの点で、今もSunの管理下にあると言えることだ」と書かれた箇所がある。

 McCreesh氏はこれに対し、Sunの生産性スイート「StarOffice」はOpenOffice.orgのベースとなったが、派生した製品であるOpenOfficeに対してSunが不当な影響力を行使することはないと否定する。「OpenOffice.orgのコミュニティーは何千人というボランティアで構成されている。Sunだろうと誰だろうと、彼らに取り入って望んでもいないことをさせたりはできない。Sunは、Microsoftのように独占的地位を享受している企業ではない。ODFがたどってきたプロセスは最初からオープンなものだった」と、McCreesh氏は反論した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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