Los Angeles Timesが米国時間1月9日に報じた記事によると、Megan Meierという13歳の少女が、MySpace上で男の子になりすました大人から嫌がらせを受けて自殺した事件に関連して、MySpaceに対して召喚状が発行された。この記事によると、「事件の参考人たち」にも召喚状が送付されたという。
MySpace関係者からのコメントは今のところなく、確認も取れていないが、MySpaceが裁判所の命令を受けるのは今回が初めてではない。同社は2007年にも、性的犯罪者の情報提出を求める複数の州の検事総長から召喚状を受け取っている。
しかし、Meierさんが自殺した今回の痛ましい事件は状況がまったく異なっていて、CNET News.comのIna Fried記者が自身のブログ「Beyond Binary」でこの事件を詳しく扱っている。うつ病を患ったこともあるMeierさんは、MySpaceで知り合った「Josh」と名乗る少年からひどい仕打ちを受けた後、首を吊って自殺した。Meierさんは相手を16歳の少年だと信じていたのだが、実はJoshは存在しなかったことが後で明らかになった。この架空の人物は、Lori Drewという女性を含む数名の大人たちが、Meierさんに嫌がらせをするためだけに作り上げたもので、Drew氏の娘はMeierさんのかつての友だちだった。
しかし、Meierさんが暮らしていたミズーリ州では、市および州の捜査当局の努力にもかかわらず、今のところ起訴には至っていない。Los Angeles Timesの記事によると、架空の人物を実際に作り上げたのは誰か、まだ特定できていないという。この点を明らかにするのに、MySpaceの協力が役に立つ可能性がある。また、匿名の情報提供者がLos Angeles Timesに語ったところによれば、MySpaceの本社があるロサンゼルスの司法当局は、架空のプロファイルを作成してMySpaceをだました罪でDrew氏を起訴することを検討しているという。
Meierさんが住んでいたミズーリ州ダーデンヌプレーリー市は2007年11月、オンラインでの嫌がらせを禁じる法律を成立させた。違反者には、90日以下の禁固と500ドル以下の罰金のいずれか、または両方が科せられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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