12月3日、gooの実験サイト「gooラボ」で新たなブログ検索サービス「BLOGRANGER TG」の実験がスタートした。期間は1年間を予定しており、商用環境での実用性を検証する。
BLOGRANGER TGは、NTTのサイバーソリューション研究所とコミュニケーション科学基礎研究所が開発した「オートタギング技術」と「トピック空間可視化技術」を適用したブログ検索サービス。最新1カ月間に収集したすべてのブログ記事に、適切なタグを推定する「オートタギング技術」を用いて、分類キーワードを自動付与する。
また、「トピック空間可視化技術」を用いて、概念的に関連するタグ同士の関係を二次元の仮想大陸の地形図(タグマップ)として自動的に可視化する。これにより利用者は、仮想大陸をマウスでスクロールしながら、仮想大陸上に配置されたキーワード(タグ)をクリックすることで関連したブログ記事を次々と閲覧することができる。
概念的な地図を利用した情報検索のスタイルは、ブログ検索としての利用のほか、ニュースや動画を含むインターネット上のさまざまなコンテンツを検索するインタフェースにも適用できる可能性があることから、仮想大陸の地形図を配信する機能はウェブAPIとしても提供される。
今回、タグマップの背景画像には、起伏のある地形図のデザインを導入し、多くのタグに類似する中心的な概念(例えば、「スポーツ」は「野球」「サッカー」「バレーボール」のいずれにも類似する中心的な概念)に高い高度(Z座標)を与えている。これにより、尾根の繋がりでトピックの繋がりが直観的に把握できるようになっている。
実験では、NTTが実験サービスに必要な技術を提供し、評価とフィードバックを行うことで、商用環境における同機能の有用性および有効性を検証する。またNTTレゾナントも参加し、実験終了後の商用サービス導入に向け、利用動向や利用者の意見を基にビジネス性を評価・検討する。
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