Hewlett-Packard(HP)は第3四半期に世界PC市場でのリードを広げ、業界他社の2倍以上の割合で出荷台数を伸ばした。
PC業界を追跡している市場調査会社のiSuppliによれば、メーカー全体の出荷台数は6810万台で、前年比13.8%増、前四半期比11.1%増であった。第3四半期は新学期のための購入が増えることから、以前からコンピュータメーカーにとって好調な時期である。
HPの出荷台数はPC市場全体の19.2%を占め、以下、Dellが14.6%、Lenovoが8.1%、Acerが7.9%、東芝が5.3%と続いている。iSuppliの数字は、調査会社のIDCとGartnerが10月に行った報告とほぼ同じである。
HPは現在、市場の19%以上を占め、DellもPC出荷数全体の14.9%に達しているが、実際には両社の差はそれほど小さくない。HPは今四半期も堅調で、5期連続でPCのグローバルリーダーになっている一方、Dellの成長は鈍化し続けている。Dellの第3四半期のPC出荷台数は990万台で、前年同四半期の970万台からアップした。しかし、成長率は1.5%に過ぎず、業界平均の13.8%を大きく下回り、HP(成長率32%)、台湾のAcer(成長率68.8%)に遠く及ばない。
Acerは今四半期も、主にノートPCの出荷台数の増加により、業界他社を圧倒した。Acerは依然としてライバルのLenovoに続く4位だが、市場シェアを前年の5.4%から7.9%に伸ばしている。iSuppliでは、AcerがGatewayを買収し、ノートPC市場が堅調なことから、来四半期はLenovoを追い抜く可能性が高いと予想している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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