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グーグル電話の実像は?--アナリストたちが描くさまざまな推測 - (page 2)

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、中村智恵子、小林理子2007年10月25日 20時56分
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 GoogleのパートナーであるAppleの「iPhone」と競合するうえ、Gphoneのコストを引き上げることになるような、スマートなタッチスクリーンのインターフェースは期待しないことだ、と専門家は口を揃える。「Windows Mobile」デバイスの改良版で、もっと低コストという路線をGoogleは狙うことになりそうだ。iPhoneがトヨタの高級車「Lexus」だとすれば、Gphoneは、広告によってコストを抑えるのならなおさらのこと、おそらくホンダの大衆車となるだろう。

 低コストもしくは広告による補助付きのデバイスを提供するという方向性は、急成長する市場にワイヤレス技術で一気に飛びこんでいこうというGoogleの戦略にも一致すると、アナリストたちは説明する。「今後数年間で10億人を超える携帯電話契約者が見込まれている。こういう人々は、これまで携帯電話を使ったことがないばかりか、インターネットさえ使ったことのない人たちだ。そうした人たちの最初のインターネット体験は、おそらくPCではなく携帯電話になると見られる」と、Golvin氏は語る。

 「私は(Gphoneは)OSで、Googleはハンドセットメーカーと提携するのではないかという感触を強めている。Googleフォンが登場するのは間違いないだろう。Windows Mobileのデバイスと同様で、小型コンピュータのようなものになると思う」とSearch Engine Landの編集者、Danny Sullivan氏は述べた。

 GphoneはLinuxベースのOSで動作するという予測も多い。「Googleが狙う方向性は、単なるインターネットにアクセスできる電話というよりはもっと役に立つものにする点にある。それはGoogleの設立者たちの興味の方向とも文化的に一致するように思える。多くの興味ある使用法や拡張機能の登場が求められている」とSterling氏も言う。

 では、拡張された使い方にはどんなものが考えられるだろうか?特許申請書類によると、Googleは、電話をキーボードやディスプレイと接続できる仮想マシンにすることを考えているようだ、とArnold氏は述べている。

 さらに究極の使用法としては、Gphoneは戦闘時の軍隊の配置や移動の確認、そして地図などの重要情報の送信などに役立つようになる可能性もありそうだと、ほかの特許を参照しながらArnold氏は語った。また、心臓や脈拍を確認したり、心臓発作が起きたときに緊急スタッフを呼んだり、過酷な動きを抑えるように注意したりといった、医療的な使用法ができる電話も想定されると同氏は続ける。

 またArnold氏は、あらゆるデータをあらゆる方向に送受信するために利用できる、大規模なメッシュネットワーク上の単独ノードとして電話を機能させるという構想が、Googleにあることが別の特許から読み取れると指摘する。

 Googleが、利益をもたらす広告ビジネスモデルをワイヤレス分野にまで拡大させたいだけなのか、それとも多機能デバイスの基礎となるソフトウェアとサービスを作り出したいのか、どちらなのかは別にして、Googleが携帯電話をきわめて重要な市場だと捉えていることは間違いない。

 「携帯電話市場の急成長に、Googleはいささか不安を抱いている。音声アプリケーション、(入札予定の無線)周波数免許の可能性、オープンネットワークを代表してのロビー活動、ソフトウェアの開発、Googleフォン登場の見通しといった、Googleの多方向からのアプローチはすべてかなり積極的な行動の現れで、Googleが急を要すると判断していることを示唆するものだ」とSterling氏は論じる。

 Googleが700MHz帯周波数の競売に参入するのではないかという予測は、Googleがサービスプロバイダーへ変貌を遂げるのではないかとして、携帯電話事業者に深刻な脅威を与えている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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