UPDATE Oracleが米国時間10月12日、BEA Systemsの買収を約66億6000万ドルで提案したことを発表した。
発表によるとOracleは10月9日、BEA株1株当たり現金で17ドルで支払うことを提案している。これは提案前日の終値13.62ドルに対して、25%のプレミアムをつけた価格である。
BEAについては、著名投資家のCarl Icahn氏が9月下旬から、売却を検討するよう同社取締役会への圧力を高めることを目的に、株保有率を高めていた。BEA株における同氏の保有率は10月4日の時点で13.2%となっていた。
これを受けてBEAは12日に声明を発表し、Oracleから買収提案があったことを認めたうえで、自社に対する評価が低過ぎるとして提案を受け入れる意思がないことを明らかにした。
BEAは11日付けの回答文をOracleに送付しており、「市場では、現時点における(BEAの)財務情報が不足している。そのため、投資家たちはわれわれの業績を完全に把握できない状況にある。近い将来、われわれが証券取引委員会(SEC)に文書を提出すれば、状況は改善し、より包括的に投資コミュニティと話し合えると考えている」と述べている。
また、この回答文には「われわれはOracleがBEAにとって直接の競合企業であることに細心の注意を払うべきだと考えている。業務や株主利益に悪影響を及ぼす恐れがあるため、取締役会は、長期間にわたる交渉や、競争上の機密情報の流出につながるプロセスを検討することはできない」とも書かれている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」