アクロディアら4社、モバイルFeliCaソリューションで業務提携

 アクロディアは9月19日、シナジーメディア、ソリトンシステムズ、フューチャモバイルと、モバイルFeliCa対応サービスの共同展開について提携したことを発表した。

 4社では、「Soliton AmiTouch-01」と「シナジーメディアソリューション」を「VIVID Touch SDK」に組み合わせ、モバイルFeliCa対応システムとサービスを統合したサービスを展開していく。

 なお、Soliton AmiTouch-01は、ソリトンシステムズとシナジーメディアが共同開発した、FeliCa通信機能付きブロードバンドルータのこと。FeliCaリーダ/ライタを、AmiTouchと接続することにより、利用者情報と位置情報を入手することができる。

シナジーメディアソリューションとは、手持ちのICカードに割り振られた個別番号(ID)をICカード用リーダで読み取り、ネットワークを介して情報を双方向でやりとりする仕組みのこと。例えば、まず、ICカードリーダ付きのポスターに手持ちのFeliCaカードをタッチ。その後ショップに行くと、店頭でクーポンを発行するなど、One to Oneマーケティング・サービスを提供する。

 また、VIVID Touch SDKは、アクロディアとフューチャモバイルとの共同開発による、開発キット。携帯電話機とアミューズメント機器など、モバイルFeliCaを通じて、データ転送やデータベース連携などを、タッチして交換することにより、サービスを提供する。

 今後は、店舗やアミューズメント機器、医療機器等にFeliCaリーダ/ライタを接続し、オンライン化するシステムとしてSoliton AmiTouch-01とシナジーメディアソリューションを活用。さらに、FeliCaチップ固有ID識別ミドルウェアとVIVID Touch SDKにより、モバイルFeliCa対応アプリケーションを構築することが可能となる。

 また、VIVID Touch SDKの共有IDサーバを利用することにより、サービス提供者と利用者とが、相互に情報サービスを利用できるようになる。4社では、高度なリアル連携サービスを実現できるとしている。

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