アクロディアは2月14日、アプリックスと、携帯電話向けメディアAPIセット「OpenKODE」の普及に関して協力することに合意したと発表した。
OpenKODEは、複数のネイティブAPIを組み合わせ、リッチメディアやグラフィックスアプリケーション向けに包括的なメディア仕様を提供する、複数のプラットフォームに対応したライセンスフリーのAPI仕様。規格標準化団体であるKhronos Groupが仕様策定を推進しており、アクロディアとアプリックスは、Khronos GroupのメンバーとしてOpenKODEの開発に協力している。
OpenKODEの普及により、現状ではハードウェアやOSごとに開発が必要だったアプリケーション、ミドルウェアの開発コスト、期間が軽減されるだけでなく、グラフィック性能の向上により、今まで以上にリッチなコンテンツや、さらに使いやすいユーザーインターフェースの開発などが可能になるという。
今回の合意により、アプリックスは、アクロディアの提供するOpenKODEソリューションを同社の組み込みソフトウェア「JBlend」などに活用し、アクロディアは、アプリックスの提供するJavaソリューションやプラットフォームソリューションを自社のプロジェクトに活用するとしている。
また、アクロディアは14日、バンダイネットワークスとOpenKODEの普及に関して協力することに合意したと発表した。
バンダイネットワークスは、アクロディアの提供するOpenKODEソリューションをモバイルコンテンツの開発において活用するほか、OpenKODEの普及に向けた営業支援活動を実施するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス