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インテル、次世代アーキテクチャ「Nehalem」をデモ - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年09月19日 13時56分
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 AMDへの対抗策はもう一つある。大容量キャッシュメモリだ。キャッシュメモリは、プロセッサが必要とする情報をすぐに使える状態で手元に置いておくためのメモリで、これにより情報を毎回メインメモリから取り出す必要がなくなる。IntelはQuickPathに移行した後も大容量キャッシュを維持するつもりであり、これが大きな効果を発揮するだろうとGelsinger氏は話す。

 「我々は優れたキャッシュを備えた(AMDの)システムアーキテクチャに追いついた。その上、大型キャッシュを搭載する。これはすごいことだ」(Gelsinger氏)

 QuickPathに相当するAMDの技術Direct Connectアーキテクチャが登場したのは2003年。OpteronプロセッサとAthlon 64プロセッサに初めて搭載された。この技術が、その後数年にわたってAMDを技術的優位に立たせた。しかし、最近発生している問題は、Direct ConnectだけではIntelを抑えきれなくなったことを示している。Intelは、この間、チップのパフォーマンスとエネルギー効率の向上で競争力の回復を図ってきた。

 QuickPathを構成する主な要素は2つある。1つはメモリコントローラと呼ばれている組み込みコンポーネントで、Intelの現行チップでは別立てになっている。メモリを大量に使う処理でAMDが優位だったのは、このためだ。これを統合することでメモリとのデータ転送における通信遅延が改善される。

 もう1つの要素はプロセッサを直結させたこと。これはチップ同士がデータを共有できることを意味する。つまり、プロセッサは別のプロセッサの持つメモリから情報を直接取り出すことができる。今日の技術では、こうした通信は独立したプロセッサ、つまり、中央プロセッサに付随するチップセットの中の「ノースブリッジ」と呼ばれている要素によって行われている。

 Intelには主要なプロセッサシリーズとして、本流に当たるPentiumなどのx86モデルと高機能サーバ向けのItaniumモデルがあるが、QuickPathはその両方に搭載される。

 AMDに再挑戦すべく、Intelはチップのパフォーマンスを「一歩一歩」着実に改善する戦略をとってきた。奇数年ごとに新しい製造プロセスを導入してチップの小型化を可能にし、偶数年ごとに新しいチップアーキテクチャを導入してきた。

 2007年11月の「一歩」はPenrynチップの投入。デザインは現行のCoreプロセッサと同じだが、回路線幅は現行の65ナノメートルが45ナノメートルになり大幅に小型化される。

 そして2008年の「一歩」は、Penrynの45ナノメートルプロセスで作られた新アーキテクチャNehalemである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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