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インテル、次世代アーキテクチャ「Nehalem」をデモ

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年09月19日 13時56分
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UPDATE サンフランシスコ発--IntelのDigital Enterprise Group担当ゼネラルマネージャーPat Gelsinger氏は、次世代プロセッサアーキテクチャ「Nehalem」のデモをサンフランシスコで開催の「Intel Developer Forum(IDF)」で披露した。また、Nehalemは、Intelのx86プロセッサラインアップに大幅なパフォーマンスの向上をもたらすことになる、と同氏は語った。一連のNehalemプロセッサ製品群の登場は、2008年中に予定されている。

 Nehalemのデモには、2個の4コアプロセッサを搭載するシステムが用いられた。各プロセッサコアは、スレッドと呼ばれる、2つの異なった命令シーケンスを同時に処理することが可能で、今回のデモでは、16のスレッドが、それぞれ様々な異なったタスクを実行する様子が披露された。このプロセッサが、3週間前に「A0」バージョンとして製造された、正に初のNehalemを搭載したプロセッサになると、Gelsinger氏は述べている。

 Gelsinger氏は、講演の後の記者団との会合で「今日皆さんは、最高の出来栄えを目にしたことになる。これは非常に目ざましい成果であり、順調に進む開発を目の当たりにして、興奮で胸が沸き立っている」と誇らしげに語った。

 Nehalemは、単にプロセッサ本体だけでなく、メモリや他のプロセッサとの通信手法にも大きな変化をもたらす。この技術は、以前からCommon System Interconnect(Interface)などを意味する「CSI」と呼ばれてきたが、現在はQuickPath Interconnectを意味する「QPI」との正式名称が付けられている。QuickPathは、ライバル企業のAdvanced Micro Devices(AMD)が何年も前から用いている技術と似ている。この技術によりAMDは、Intelから市場シェアを奪い、4大サーバメーカーの製品ラインすべてにおいて強固な地位を固めることを可能にした。

 18日にデモが披露された各Nehalemプロセッサは、AMDのOpteronプロセッサ製品群へ新たに加わった「Barcelona」で用いられているアプローチと同じように、1つのシリコン片上に4つのコアを搭載している。Intelは2009年に、1つのシリコン片上に8つのコアを搭載するNehalemプロセッサの販売も予定している。

 Intelの販売計画に詳しいある情報筋によると、Intelは、1ダイにデュアルコアを搭載する低価格のNehalemプロセッサの販売も予定している。

 Gelsinger氏は、Nehalemの具体的なパフォーマンスに関してあまり明らかにしなかったが、QuickPathは、パフォーマンス上の大きなボトルネックとなる、メモリからのデータ取得時に生じる遅れを大幅に改善するという。

 「2008年にNehalemへ移行する時には、メモリ反応時間および帯域の劇的な改良が実現するだろう」と、Gelsinger氏は語る。現在の最高のシステムと比較しても、メモリ帯域は3倍に増加するとの説明もなされた。

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