更新が楽しくなる!iWebのポテンシャルとは「iLife '08」バトンレビュー--最終回iWeb '08編 - (page 6)

Apple
内容:アップルは8月7日、新型iMacとともにマルチメディアアプリケーションソフト「iLife '08」を発表した。大きな進化を遂げたiLife '08を、アップルファンであり、得意分野を持つ3名の執筆陣による3回の連載でお届けする。最終回は、CNETブログでもおなじみの松村太郎氏による「iWeb '08」レビューだ。

更新が楽しくなるステキなウェブマスターに

 iWeb '08の新しい機能を中心にレビューしてきたが、ウェブサイトを作る感覚ははっきり言ってない。iPhotoで写真を管理したり、Keynoteでスライドを作ったり、Pagesで文書を作成したりする使い勝手、その延長線上に、iWebでのウェブサイト作成が存在している。そのくらい、HTMLコードに触れることはほとんどないし、デザインや画像配置の作業はマウスのクリックとドラッグで済んでしまうし、文字の配置もデザインを気を遣わなくても読みやすく仕上げてくれる。

 またブログをがんがんやっているユーザーにとっても、肩の力を抜いてリッチなページ作りを体験できるし、おそらくiWebによるブログ管理に切り替えても、トラックバックとコメント受付以外は、そこまで困ることもない。しかしブログはサーバ上で情報を管理するため、どこのMac、どこのブラウザで開いても書き込むことができる。その点、1つの.Macアカウントと1台のMacのiWebとしか同期を取れないのが惜しい。

 しかしながらiLife '08での体験をそのままウェブに持ち出せるiWebのポテンシャルは、ソフト以上に、それを使って経験をシェアする人たちの間にじわりじわりと伝わっていくことは間違いないだろう。

松村太郎氏プロフィール

ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ(クラブ、MC)。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ライフスイルとパーソナルメディア(ウェブ/モバイル)の関係性について探求している。自身のブログはwww.tarosite.net


>>「iLife '08」はどう進化したか?バトンレビュー--第1回iPhoto '08編はこちらから
>>もう難しいなんて言わせません!「iLife '08」バトンレビュー--第2回iMovie '08編はこちらから

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]