更新が楽しくなる!iWebのポテンシャルとは「iLife '08」バトンレビュー--最終回iWeb '08編 - (page 3)

Apple
内容:アップルは8月7日、新型iMacとともにマルチメディアアプリケーションソフト「iLife '08」を発表した。大きな進化を遂げたiLife '08を、アップルファンであり、得意分野を持つ3名の執筆陣による3回の連載でお届けする。最終回は、CNETブログでもおなじみの松村太郎氏による「iWeb '08」レビューだ。

.Macで自分のドメインのウェブサイトを

  • パーソナルドメイン設定は、.Mac上で行う。ドメイン側の設定では、CNAMEにweb.mac.comを追加する必要がある

 まず、iWebのみならず、iLife '08を活用しようと思っているユーザーは、.Macのアカウントを取得した方がよい。

 年間9800円という価格はこれまで通りだが、利用できるサーバの容量は10倍の10Gバイトにまで拡大された。僕はプロバイダの1ユーザーあたりのホームページ用割り当てが5Mバイトしかなかった時代からホームページを持っているので、10Gバイトという容量ははっきり言って無制限にページを作れるに等しいくらいの広大な敷地を手にした感覚だ。もちろんiLifeの作品公開用だけでなく、Macにインテグレートされたネットワークディスクとしての価値もあるので、活用方法に困ることはないだろう。

 .Macに契約すると、iWebからボタン1つで公開するできる。デフォルトの状態では、「web.mac.com/ユーザー名」でアクセスできるがこれじゃちょっと味気ないし、ユーザー名@mac.comがメールアドレスなので、図らずもウェブ公開はメールアドレス公開と同じことになってしまう。それに、せっかくドメインも安く取得できるようになった時代だ。自分専用のドメインでアクセスできるのも、自分のウェブサイトを持つ醍醐味であるはずだ。

 新しいiWebでは、独自ドメインによるウェブサイトの公開にも対応した点はニュースだ。iWebで.Macに公開したウェブサイトを、www.自分のドメイン名でアクセス可能になる。ただしドメインにweb.mac.comをCNAMEで登録する必要があり、高度で細かい設定が可能なドメイン管理のサービスを選んでおく必要がある。独自ドメインの登録は、.Macのパーソナルドメインの設定から行う。

 パーソナルドメインが.Macに正しく登録されると、iWebの画面下部に「ユーザー名@mac.com (www.登録した独自ドメイン名)」が表示され、iWebとそのドメインがひも付いていることを明示してくれる。ちなみにiWebを.Macで公開する場合、現状では1台のMacの上のiWebと1つの.Macドメインのウェブサイト、という関係性にしておかなければならない。複数台のMacを使っているユーザーは注意が必要だ。



>>「iLife '08」はどう進化したか?バトンレビュー--第1回iPhoto '08編はこちらから
>>もう難しいなんて言わせません!「iLife '08」バトンレビュー--第2回iMovie '08編はこちらから

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]