まず、iWebのみならず、iLife '08を活用しようと思っているユーザーは、.Macのアカウントを取得した方がよい。
年間9800円という価格はこれまで通りだが、利用できるサーバの容量は10倍の10Gバイトにまで拡大された。僕はプロバイダの1ユーザーあたりのホームページ用割り当てが5Mバイトしかなかった時代からホームページを持っているので、10Gバイトという容量ははっきり言って無制限にページを作れるに等しいくらいの広大な敷地を手にした感覚だ。もちろんiLifeの作品公開用だけでなく、Macにインテグレートされたネットワークディスクとしての価値もあるので、活用方法に困ることはないだろう。
.Macに契約すると、iWebからボタン1つで公開するできる。デフォルトの状態では、「web.mac.com/ユーザー名」でアクセスできるがこれじゃちょっと味気ないし、ユーザー名@mac.comがメールアドレスなので、図らずもウェブ公開はメールアドレス公開と同じことになってしまう。それに、せっかくドメインも安く取得できるようになった時代だ。自分専用のドメインでアクセスできるのも、自分のウェブサイトを持つ醍醐味であるはずだ。
新しいiWebでは、独自ドメインによるウェブサイトの公開にも対応した点はニュースだ。iWebで.Macに公開したウェブサイトを、www.自分のドメイン名でアクセス可能になる。ただしドメインにweb.mac.comをCNAMEで登録する必要があり、高度で細かい設定が可能なドメイン管理のサービスを選んでおく必要がある。独自ドメインの登録は、.Macのパーソナルドメインの設定から行う。
パーソナルドメインが.Macに正しく登録されると、iWebの画面下部に「ユーザー名@mac.com (www.登録した独自ドメイン名)」が表示され、iWebとそのドメインがひも付いていることを明示してくれる。ちなみにiWebを.Macで公開する場合、現状では1台のMacの上のiWebと1つの.Macドメインのウェブサイト、という関係性にしておかなければならない。複数台のMacを使っているユーザーは注意が必要だ。
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