テンプレートにはあらかじめ写真と、仮組みされているテキストが入っている。写真の領域にはメディアバーからiPhotoの写真を選んだり、デスクトップのファイルをドラッグすることで挿入できる。その際、トリミングや画質の調整までiWeb上で行うことができるため、できあがりの画面に自分で撮った写真を当てはめながらページを作成していくことが可能だ。そしてテキストを書き込めば、すぐにレイアウトが決まったウェブページができ上がる。
僕は写真をたくさん入れたブログを作りたいと思って、Proユーザーになると無制限に写真をアップロードできるようになるサービスFlickrを契約している。写真を撮ったらFlickrにアップロードし、自動的にリサイズされた写真のHTMLコードを貼り付けることで、ブログサーバの容量を圧迫せずに、たくさんの写真を使ったフォトブログを実現している。しかしこれをiWeb+.Macに乗り換えてもよいのかも知れない。.Macの10Gバイトという容量、そして自在に写真のトリミングや調整までできてしまうiWebとの組み合わせによって一元管理できる環境は、フォトブログのエンジンとしての魅力も大きい。
ちなみに、これまでのiWebでは、ウェブサイトで1つのテーマを選んだら、すべてのページで1つのテーマが適用される仕組みになっていたが、iWeb '08では各ページで個別にテーマを選ぶことができるようになった。そのため写真のテイストに合わせて各ページでテーマを変えることもでき、自由度が上がった。
では、それ以外にiWebの何が変わったのか。この点にフォーカスし、今までレンタルサーバとブログエンジンで構築してきた自分のウェブサイトをiWebで実際にリニューアルしながら見ていこう。
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