2008年1月に発売が予定されているMicosoftの「Office for Mac」の次期バージョンには、数年前からユーザーが待ち望んでいたビジネス機能がようやく搭載される。
MicrosoftのOffice for Macチームによるブログのプレビュー記事によると、このビジネス機能にはOut-of-Officeメッセージ機能も含まれる。
「『Entourage 2008』にはOut-of-Officeメッセージの設定機能が搭載される」と、Entourageのプログラムマネージャーを務めるAndy Ruff氏は言う。同製品はMacintosh版「Micsrosoft Office」の「Outlook」に相当する製品。
現在、MacユーザーがOut-of-Office(OOF)機能を使用するには、ウェブブラウザを起動して「Outlook Web Access」を使うしかない。Ruff氏は、「出張から帰ってくるたびに、受信ボックスにはチェックを要する新規メッセージがあふれているが、忘れずにOutlook Web Accessに再度ログインして自動返信を無効にしなければならない」と述べる。「私自身はよくこの作業を忘れ、同僚から『いつまで休暇なのか?』という返事をもらってから初めて1週間もOOFメッセージが有効のままになっていることに気づく」(Ruff氏)
OOFは、Entourageに欠けていたいくつかのグループウェア機能の1つである。Microsoftは、「Exchange 2007」に対するウェブサービスインターフェースの活用など、Entourage 2008のリリースでより多くの機能を取り込もうとしている。同製品は、Office for Macで唯一Windows版とは異なる名称がついたコンポーネントである。
OOF機能が搭載されると、MacユーザーもWindows版を使用している同僚と同じように、Out-of-Officeメッセージを個別にセットアップして、送信相手や不在期間の開始日と終了日を設定できるようになる。
Macintosh事業部担当ゼネラルマネージャーであるCraig Eisler氏が以前ブログに投稿していた記事によると、計画されているその他の改良事項には、Mac版「Microsoft Messenger」との統合の改良が含まれているという。
Eisler氏は、ビジネスユーザーが新バージョンの内容を事前に知っておくことができるように、9月18日から製品が完成する12月まで2週間ごとにブログを更新していく予定だ。その他の改良事項としては、Entorageのカレンダーとデータベースの改善、Office 2008の新しいインストールオプションの追加、新しいセキュリティ機能、および「Microsoft SharePoint」との統合が予定されている。
Office 2008 for Macの懸念事項は開発の遅れであり、今回も発売日が2007年後半から2008年1月に延期された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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