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アップル、「iPhone」の初期ユーザーに100ドル分の商品券配布へ - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年09月07日 10時44分
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 Appleが自らの誤りを認めることはあまりないが、今回の書簡では、同社が実施した価格変更の方法は正しいものではなかったことを率直に認めている。「一部のユーザーを落胆させてしまったことを陳謝し、ユーザーのAppleに対する高い期待に応えるよう、全力を尽くす」とJobs氏は記している。

 なぜAppleが今回の抗議を予測できなかったのかは筆者にはわからない。しかし商品券は現金とは同じではないとはいえ、商品券の配布により、一部のiPhone既存ユーザーの激しい怒りを抑えるには効果があるだろう。iPhoneを早期に購入したユーザーは、他にもいくつかApple製品を所有している可能性が高く、それらについても今後新製品に買い換えたいと思う時が来るだろう。「Leopard」の発売も近い。

 Macのブロガーやユーザーの中には、今回のiPhone騒動に対するAppleの反応に満足している者もいるようだ。John Gruber氏は同氏のブログ「Daring Fireball」で、「Appleは、価格引き下げに対しこれだけ大きな抗議を受けたことに非常に驚いたに違いないと思う。Appleは、5日のすばらしい製品発表のニュースをこの問題で台無しにしてしまうことを避けるため、迅速に謙虚な態度で対応した」と記している。Scott McNulty氏は「The Unofficial Apple Weblog」の中で、「価格引き下げに対するユーザーの反応は大げさすぎたと今でも思っているが、今回の処置はAppleがユーザーの声に耳を傾け、適切に対応しようとしていることを示すよい例である」と記している。

 自社製品の話題作りの一端をロイヤルユーザーの一部に頼っているAppleには、他に選択肢がなかったと述べる者もいる。TBagginsと名乗る人物は、AppleInsiderのフォーラムへの投稿で、「最も熱烈なファンを裏切るのはよくない。それは絶対にだめだ。すぐには影響は出ないかもしれないが、いつか必ずツケが回ってくる」と記している。CurrentAnalysisWestのアナリストであるSamir Bhavnani氏は、返金ではなく商品券を配布するのは賢明なビジネス手法であると見ている。同氏は電子メールの中で、「Appleのサイトや店舗に新たに客を呼び込むことになる。ほとんどの商品がたいてい100ドル以上するのだから、ユーザーはAppleから得た金額以上を消費することになるだろう」と記した。

 しかし、JK Mediaの社長であるJake Kushner氏はわれわれのTalkBackセクションで、Appleの反応は499ドルである4GバイトiPhoneを購入したユーザーを納得させるにはまったく不十分だと述べる。8GバイトiPhoneが4Gバイトモデルより100ドル安くなってしまうからだ。Kushner氏は、「私はAppleに不当な扱いを受け、だまされた気分だ。こんなに早く価格引き下げが実施されたのは、Appleが当初の発売からこの値下げを前もって計画していたことを示している。apple.comでこの問題に対するAppleの公式な見解を確認したが、私はまだAppleの提案しているソリューションが適切だとは思っていない」と述べた。同氏はAppleに対し、4GバイトiPhoneから8Gバイトモデルへの無料アップグレードか、200ドルの払い戻しを提案している。

 iPhoneユーザーの中には、地域のAppleストアから少なくとも一部の返金を受けていると報告している人もいる。また、米国CNETの記者であるMaggie Reardonも先ほど、AT&Tの顧客も同様のことを述べていると記していた。米国内のストアが個別にどういう対応を実施しているか正確にすぐ述べることはできないが、われわれは少なくともキャッシュバックを受けたユーザーについてより詳しい情報を得ようと試みている。

 Jobs氏は書簡の中で、iPhoneの売れ行きが予想通りだったかどうか明確に述べていない。しかし、同氏は5日、AppleのiPodイベントの中で、同社は9月末までに、iPhoneを100万台売り上げるという公約を繰り返していた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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