総務省は9月4日、“ユビキタス特区”の案件の募集を開始した。
ユビキタス特区は、同省の「ICT改革促進プログラム」と「ICT国際競争力強化プログラム」に基づき、世界最先端のICTサービスを開発・実証できる環境を整備するもの。固定通信、移動通信、コンテンツ、アプリケーションが融合・連携したサービスの開発や実証実験などの総合的なプロジェクトを公募し、日本主導による国際展開可能な新たな事業モデルを発掘し、豊かな国民生活の実現に寄与するのが狙いだ。
実施場所は、北海道内、沖縄県内、研究開発拠点が集積している場所のいずれかで、複数のプロジェクトの実証実験が行われる場所を対象とし、対象地域は市区町村単位で決定される。
プロジェクトの応募受け付けは2007年10月31日まで。11月以降、関係府省による環境整備や、他国でのユビキタス姉妹特区の創設などの働きかけが行われ、2007年末まで評価・検討を実施、2008年1月をメドにユビキタス特区が創設される予定。プロジェクトの実施期限は2010年3月までとしている。
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