アイシェアは7月30日、仮想世界「Second Life」についての意識調査を行い、結果をまとめた。
調査によれば、Second Lifeを「知っている」と答えた人は、全回答者のうち63.9%、利用経験者は3.8%だった。
Second Lifeをどこで知ったかという質問に対しては、「雑誌・テレビ」が52.4%、「ネット」が42.2%で、ネットの世界の話題であるにもかかわらず、雑誌やテレビの影響の方が強いという結果となった。また、「知人・友達」と答えた人が2.4%と非常に少ないのは、利用者が少ないことを表していると分析している。
未利用者に今後Second Lifeを始めるかどうか聞いたところ、76.4%が「今は興味がない」と回答した。利用しない理由を聞くと、「周りにやっている人がいない」(20.3%)、「パソコンに高いスペック(能力)が必要そうだから」(17.4%)、「始め方がわからない」(15.3%)などの意見が挙がった。
また、未利用者にSecond Lifeで興味深いと思うことを質問したところ、「仮想都市・世界」「ビジネス」「サービス体験」を挙げる人が多かった。
一方、利用経験者にSecond Lifeを始めた理由を聞いたところ、「話題になっているから」が72.2%で、「新しいことだから」59.1%と続く。また、Second Lifeを利用してどう感じたかを質問したところ、「何をすれば良いかわからない」「PCの動作が重い」という意見が半数を超えた。
アイシェアでは、未利用者はSecond Lifeにまったく興味がないわけではなく、話題の先行、企業によるマーケティング先行が、利用を静観させていると見ている。
調査は7月にCLUB BBQ会員限定のウェブ調査で行われた。回答者は585人で、男女比は、男性が51.3%、女性が48.7%となっている。
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