Intelは米国時間7月15日、同社のハイエンドCPUブランド「Core 2 Extreme」をノートPC向けにも拡大したのに加え、数種の新しいデスクトップ向け4コアチップを発表した。最も注目すべきは、最上位モデルである3.0GHzの「Core 2 Extreme QX6850」で、1333MHzの新しいフロントサイドバス(FSB)を搭載している。Intelはまた、それぞれ新しい高速バスを搭載した、3.0GHzの「Core 2 Duo E6850」(266ドル)、2.66GHzの「E6750」(183ドル)、2.33GHzの「E6550」(163ドル)の3つのデュアルコアCPUも発表した。同社はさらに、1066MHzのFSB搭載の「Core 2 Quad」チップも同時に発表した。「Core 2 Quad Q6700」は、クロック速度2.66GHzで動作し、価格は530ドルとなる予定。
われわれのテストでは、(メインストリーム向け「P35」チップセット搭載のASUS製マザーボードに)Corsair製の最新DDR3メモリを用いても、それほど大きな性能の向上は見られなかった。今回の新しいチップは、現在のデスクトップ性能を向上させることだけではなく、2007年後半にリリース予定のIntelの新しい「X38」チップセットの発表に向けての前準備であるようだ。X38には、グラフィックスカード用により帯域幅の広い「PCI Express 2.0」がサポートされる予定である。したがって、ゲーム愛好家や高性能を追求する人々は恐らく、今回の新チップを急いで入手する必要はない。しかし少なくとも2007年後半にリリース予定の新しいチップセットには、期待に応える性能が実現されることになるだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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