カリフォルニア州サンタクララ発--Intelのプロジェクトの1つである高度なモーションセンサーによって、カウチポテト族は自分がソファから動いた運動量をモニタすることができるようになる。
IntelのシニアリサーチサイエンティストであるBeverly Harrison氏は米国時間6月20日、同社の研究所内で継続中のプロジェクトを披露するサイエンスフェアであるResearch@Intel Dayにおいて、かなりの時間ジョギングをした。これは、同氏が、減量プログラムや怪我によるリハビリを支援するために、人々の毎日の運動の回数と量を測定することのできるモバイル機器内に搭載可能な未来のセンサのデモを行っていたためだ。
確かに、最近のジムには、コンピュータを使用したプログラムが数多く存在し、どれだけのカロリーを消費したかや、特定の年齢や体重に最適な心拍数はいくつかといったことを教えてくれる。しかし、Intelの技術では、道を歩いているときでも、近所をジョギングしているときでも、自転車に乗っているときでも、いつでもこれらの情報を測定することが可能となる。
Harrison氏によると、この技術では、運動量を測定し、その人の歩調に基づいて調整することにより、そのときに行っている運動の種類を確認するアルゴリズムを用いているという。この処理を完全にするにはまだ時間を要するという。センサが取得したすべてのデータを、目標体重に向けた進捗状況を記録するPCやウェブページ、または治療した関節を動かすことが必要な患者を診察する医者へと転送することも可能になる。またIntelは、高齢化が進むにつれ、同社の「Digital Health」プロジェクトにもこのプロジェクトを利用できるのではないかと考えている。
Intelの研究者であるTanzeem Choudhury氏によると、同社はまた、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービスへと自動的にメッセージを投稿する個人向けモバイル機器に内蔵可能なセンサの研究も進めているという。道を歩いていることや、ミーティングへと向かっていること、友人の近くにいることなどを、リストに登録されたすべての人に知らせることができるかもしれない。もちろんここでは自動送信が必要になる。私はいつもCNET本社のどの部屋にいるかをみんなに知らせたいときに、ノートPCを持参していなくて困ってしまうからだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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