セカンドライフ、グーグル、セールスフォース--ウェブプラットフォーム企業にみる勝者の法則 - (page 2)

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年07月13日 17時09分

 同氏によると、最初にリリースされたアプリケーションは1週間で非常に多くのユーザーを獲得し、ユーザーの半分以上がアプリケーションをFacebookのページに追加したという。

 Zuckerberg氏は「常により高いレベルを目指し続ける。開発者に提供しなければならないものも、ユーザーにコントロールをまかせられるものも、まだまだたくさんある」と述べた。

 Googleの検索製品およびユーザーエクスペリエンス担当バイスプレジデントMarissa Mayer氏は、Zuckerberg氏に同感であり、テクノロジー企業ではプラットホームが自然に形成されることは多いと述べた。サーチエンジンは、ウェブサイトを所有する人なら誰でもサイトから収入を得られるような広告システムを提供する点において、これにあてはまる。Mayer氏によるとGoogleはさらに、ガジェット(Googleのホームページや、そのほかのサイトなどに設置できるサードパーティアプリケーション)を配布している。開発者によるマッシュアップの作成や、データの重ね合わせを容易にすることも行った。Googleはたとえば、オフラインで動作可能なAjaxアプリケーションの開発を支援するブラウザ用プラグイン「Google Gears」をリリースしている。

 Mayer氏によるとGoogleは、開発者向けツールのリリースだけにとどまらず、さらに前進するという。

 同氏は「実装ができないアイデアは多数ある・・・なのでこれらは公開する意義があると思っている。ユーザーがわれわれのサーバ上でわれわれのプラットフォームを利用しながら開発できる、というのが最終的な形になる」と述べた。同氏は、このアイデアは複雑

なので「関心を持っているが、あまり進展していない」と付け加えた。

 バーチャルリアリティ環境「Second Life」を製作したLinden Labsの最高経営責任者(CEO)Philip Rosedale氏は、Second LifeやFacebookの人気は、ユーザーに新しくて、活動するのに心地よい環境を築いたことにあると述べた。

 「提供されているプラットフォームの多くは、現実の世界でできることを実現させてくれる・・・しかも、ものすごいスピードでね」(Rosedale氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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