気鋭のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)Facebookは、少なくとも大手次世代メディアから見て、かなり興味深い買収相手かもしれない。しかし、Facebookのサイトに掲載された魅力的な求人を信じるなら、同社は新規株式公開(IPO)実施を目指している可能性がある。
Valleywagが米国時間7月9日に取り上げた求人リストから、Facebookがカリフォルニア州パロアルトの本社オフィスで勤務する「ストックアドミニストレーションマネージャー」を募集していることがわかった。職務の説明で「ストックオプション管理手続きに熟練していること」と、少なくとも4年間の「国際的な株式公開企業でのストックアドミニストレーション業務経験、技術系企業であれば望ましい」を求めており、当然、Enron事件後のSarbanes-Oxley規制に関する知識も必要となる。
かなり明確な動きに思えるが、鵜呑みにしてはいけない。もしこれが本当なら、SNS業界では前例のない試みである。有力SNS企業は、LinkedInやBeboのように株式非公開を保ったり、有名な2005年のNews CorpによるMySpace買収のようにSNSメディアの強化を狙う大手メディア企業に買収されたりしているからだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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