ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のFacebookは、AOLでマーケティング幹部を務めていたChamath Palihapitiya氏を製品マーケティング執行担当バイスプレジデントに雇い入れた。Wall Street Journalが米国時間7月9日に報じている。30歳のPalihapitiya氏は、2005年12月よりベンチャーキャピタルMayfield Fundでインベスターとして勤務しており、今後2週間で現職からFacebookでの新しいポストに移行する計画だ。
登録ユーザー数ではSNSトップのMySpaceにリードを許しているが、FacebookはFacebook Platformの取り組みで開発者にサービスを公開して以来、人気が上昇しているSNSだ。だが、Wall Street Journalの記事が指摘しているように、広告収入のほとんどを長期契約を結んでいるMicrosoftに依存している。Wall Street Journal紙が引用している情報筋によると、同社は内部広告ネットワークの構築や、サードパーティとの売り上げの共有も計画されているだろうという。
Facebookはこのところ著名な人材の獲得に力を入れており、IGN EntertainmentのベテランMike Sheridan氏を最高財務責任者(CFO)に、元Amazon.com幹部のOwen Van Natta氏を最高執行責任者(COO)に迎えている。今回のPalihapitya氏の起用もその一環となる。ブログ界では、Facebookがストックオプション担当者を探していることもうわさになっており、FacebookがIPOの準備を開始か?とささやかれている。だが、Facebookの担当者は近い将来にIPOを行う予定はないと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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