Hall氏は、「初期のころのWindowsでの苦労は、今では当然のものと見なされているメモリ管理とストレージが大半だった。(現代の)開発者の大部分は、『この特定のデータをどのようにメモリに格納すればよいだろうか?』などとは考えない。何も考えなくても処理されてしまう。メッシュモデルでも同じようなことが起こってくるだろう」と語っている。
Microsoftはまた、次のMySpaceやYouTubeに自社の技術を採用してもらえるよう、自社の条件を確実に十分魅力的なものにしようとしている。同社は既存のパートナーと数カ月前から話をしているが、ベンチャーキャピタルや新興企業とも同時に話を進めている。
Microsoftは今のところ、多くのサービスを最大100万人のユーザーに無償で提供しているが、サービス利用者がこの数を超えた時点で何らかの契約を結びたい考えを示している。
Hall氏は、「商業的に大成功したら対価を請求していきたいが、十分な助走距離は確保する」と語っている。
基盤のコアサービス構築を進めるなか、Microsoftは「Windows Live Hotmail」や「Windows Live Messenger」、そしてブログツール「Spaces」などのアプリケーションをパートナー各社に提供している。
これまでの契約は1回限りのものばかりで、同社には個別交渉の必要があった。初期の契約先の大半は、ペンシルバニア州立大学のような大学や、通信関連企業だった。Microsoftは米国時間7月11日、Qwestインターネットサービス加入者に対し、同ブランドのWindows Liveサービス利用オプションを提供する契約をQwestとの間で発表した。
Hall氏は、「これは、かなり特殊な契約モデルだった。今後は、スケーラブルで、1つですべてに対応できるアプローチに移行していく」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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