当時、Ozzie氏はCNET News.comのインタビューに答え、「この分野に関して現時点では発表することは何もない。だが、われわれが何らかの開発を進めていることは確かだ」と語っていた。
6月の終わりごろ、Microsoftは2つの新しいWindows Live Servicesを投入した。1つは写真共有用で、もう1つはあらゆるタイプのファイルを扱うものとなっている。これらのサービスは、現在Microsoftから直接提供されているが、Microsoftが開発者向けにも提供を約束するタイプのものでもある。
Microsoftが公開を予定するアプリケーションやインフラコンポーネントとしてはほかにも、アラート、コンタクト管理、コミュニケーション(メールおよびメッセンジャー)、そして認証がある。
Hall氏は、「Windows Liveはパートナーのためのプラットフォームとして用意されたものだ」と語っている。ただ、現時点では正確には違う。Microsoftでは、「Virtual Earth」サービスなど2つの部品を一般に提供している。ほかのコンポーネントについては、まだ一般もしくは限定テスト段階であったり、開発者に提供されていなかったりするものもある。たとえば、インスタントメッセージングがテスト用に開発者に公開されるのは10月になる。
Microsoftが直面している大きな課題の1つが、サービスへのアクセスに使うのが電話でもPCでも、ファイルの保存場所がローカルでもネット上でも開発者がコードを書けるツールの開発だ。
Hall氏は、「これらすべてをうまく抽象化し、デバイスの検知および管理方法やデバイスのアクセス方法を抽象化し、これを開発者に対して透過的に行うことはコンピュータサイエンスの大きな課題だ」と語っている。
Hall氏はこれを初期のころのWindowsにたとえている。
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