logo

具体化するマイクロソフトの「Cloud OS」

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年07月13日 11時53分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

UPDATE デンバー発--Microsoftは今週、基盤インターネットサービスのほぼすべてのシリーズを開発者に公開する計画の初期段階にあることを明らかにした。

 Microsoftは、メールやインスタントメッセージングなどの既存サービスの公開に加え、開発者が基盤にするストレージやアラートといった核となるインフラサービスの構築も行っていく。これは「Cloud OS」と呼ばれていた機能セットだが、Microsoftは公の場でこの名称を使いたがらない。

 Windows LiveのゼネラルマネージャーBrian Hall氏は、「Cloud OSだとネット上でしか動作しないように聞こえるため、Cloudセントリックといった方がおそらく聞こえがよい。大量のデータ、多数のアプリ、多くの興味深いものは末端にある。これらはPC上、Xbox上、そして携帯電話上にある」と語っている。

 だが、専門用語を巡る理屈はさておき、Microsoftは今週、同社がインターネット上でも今日のデスクトップ上と同じ役割を果たす、つまり、自社開発アプリケーションや、開発者が製品開発に利用する基盤部品やツールを提供していきたい考えを明確にした。

 Microsoftの最高経営責任者(CEO)、Steve Ballmer氏は、当地で開催中のWorldwide Partner Conferenceでパートナー向けに講演し、開発者プラットフォームの最初のバージョンに関する情報を2007年中に開発者に伝えることを約束した。その部品のいくつかは現在ベータテスト中。Hall氏は、Windows Liveや基盤のインフラを支える技術の大半について、Microsoftがオープン化を目指しているとするメッセージを繰り返し伝えた。

 Hall氏は聴衆に向かい、「われわれのものは、みなさんのものだ」と語りかけた。

 この野心的な約束は、Bill Gates氏が同社のWindows Live計画を2005年11月にサンフランシスコで開催されたイベントで初めて発表してから1年半以上経過してようやく果たされることになる。チーフソフトウェアアーキテクトのRay Ozzie氏率いるチームは、Microsoftが直接提供する一連の独立したサービスから、同社が直接提供することもパートナー経由で提供することも可能なより統一されたサービスセットへと、インターネットビジネスを変えていった。

 2007年のMix '07ショーでは、Live戦略の作成に取り組んできたOzzie氏が、プログラマーが「Windows Live Spaces」のようなハイレベルサービスを一部利用できるようにする話に言及した。しかし同氏は、基盤となる開発者用プラットフォームの話題にはほとんど触れていなかった。

-PR-企画特集