前途有望なコンピュータサイエンス専攻の学生は、GoogleやMicrosoft、Yahooなどの互いに競合する企業からインターンの誘いを受けたうえで、どの企業でインターンとして働くかを選ぶ。そして卒業すると、履歴書に書かれた大手ハイテク企業の名が就職に役立つのは確実だ。「(こうした企業の1社で)インターンシップを体験するのは、同じ働くのでもハンバーガーショップで働くのとは大違い」(Maurerさん)
さらにMaurerさんは「コンピュータサイエンスを学ぶ学生にとっては、どの企業でインターンとして働くかは環境や会社の人の力量、仕事の内容による。(そうでなければ)あまり意味がないと思う」と語る。
それでも、ベンチャー企業が次々と誕生しているシリコンバレーでは、意欲的なソフトウェアエンジニアが小さな会社に注目することもある。スタンフォード大学でコンピュータサイエンスを教えるMonica Lam氏が設立した従業員数20名のソフトウェア会社、Moka5もその一例である。同社は2名のインターンを受け入れている。1人はスタンフォード大学の学生、もう1人はMITの学生である。
Lam氏は「ベンチャー企業で働くとはどういうことなのかを、学生はインターンシップを通して理解する。新しい企業は活力に満ちている。ここでは誰もが互いに相手のことを知っている」と語り、「インターンが扱うのは、顧客がすぐに使うことになる機能」だと付け加えた。
野球のチケットやサンフランシスコ湾でのクルージングなどの特典についてはどうだろうか。Lam氏によると、設立後間もない小さな会社では大企業よりも人と人とのふれあいが多いという。「うちの場合はエンジェル島州立公園に日帰りで遊びに行く計画がある。それも社員全員で。大企業だとそうはいかない」(Lam氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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