小型だけどハイビジョン、手軽だけどハイビジョン--ソニー「HDR-CX7」 - (page 2)

ソニー
内容:ソニーの“メモリースティックハンディカム”HDR-CX7は、ハイビジョン画質ビデオカメラの普及を担うプロダクトだ。小型、軽量そして手軽と機能レス的な単語ばかり並ぶ製品内容だが、ハイビジョン画質をしっかり装備。小型、手軽と高画質は両立できるのか?

画質を優先するならやはり8Gバイトは欲しい

 撮像素子は320万画素(16:9時の有効画素数は228万画素)の1/2.9型クリアビッドCMOSセンサーを搭載し、HD(1440×1080ドット)での撮影が可能だ。

 CMOSセンサーは、CCDタイプに比べて明るい映像に強く、逆光撮影時に発生するスミア(線状に発生する白トビ現象)を抑えられるのが特徴だ。そのほかに白トビや黒つぶれもCCDに比べ少ない。

 録画方式は「AVCHD(エイブイシーエッチディー)」方式を採用する。AVCHDとは、高画質を維持しながら容量を抑えられるMPEG-4 AVC/H.264方式の一種で、ハイビジョン映像を既存のDVD、フラッシュメモリ、HDDなどのストレージに記録できるのが特徴だ。使い勝手の良さからハイビジョンムービーの規格として、対応機が急激に増えている。ただしこの規格には注意点もあるので、そのあたりは後半のまとめでお話ししよう。

 

 まずは外観から見ていこう。パール風のメタリック処理を施した塗装は、ギラついておらず高級感が漂っている。本体がコンパクトなので、ともするとビデオカメラとしてはチープな印象を受けそうだが、デザインと塗装で、存在感をアピールしているのはさすがだ。

 手にするとまず軽いと感じる。付属品のバッテリー「NP-FH60」使用時でも約450gしかないので、ちょっと前のコンパクトデジカメを扱うようだ。

 ボタン位置は適当だと思うが、本体が小さいのでグリップ感が乏しく、頼りなかった。筆者は男性としては手が小さい方なので、操作には困らなかったが、人によってはグリップしづらいと感じるだろう。購入時には店頭で実機に触れることをオススメする。

  • 高級感の漂うパールがかったメタリックブラック仕上げ。コンパクトな本体ながら、チープさをまったく感じない出色のデザインだ

  • レンズはカールツァイス製のバリオゾナー。光学10倍ズームを搭載。手ぶれ補正も画像の劣化が少ない光学式を採用する

  • なぜかファインダーが省かれている。明るい日中の撮影には便利だと思うのだが……。残念だ

 
  • ベルト部はメッシュ素材を使い、肌触りを良くしている

  • タッチパネルの液晶部と本体のボタンで操作する。タッチパネルは直感的に操作できる半面、使うほどに汚れるので筆者は苦手だ

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