AVCHDの再生条件を見てしまうと、かなり不便に感じる。ただスタートしたばかりの規格なので、今後、対応機が増えることを期待したい。
それよりも、HDテレビとの接続に欠かせないミニHDMI端子のケーブルが、付属ではなくオプション扱いになっていることが不便に感じる。ハイビジョンをフルデジタル、HDで楽しむには欠かせないケーブルなので、本機購入を検討するのなら、ミニHDMIケーブルを併せて購入しておきたい。
本機は従来のビデオカメラよりも、広い色域で動画を記録できる「xvYCC」という国際規格に準拠したx.v.Colorに対応している。本体の設定をx.v.Colorに設定して撮影し、さらにx.v.Colorに対応するテレビに接続して再生すれば、より自然な発色で映像を楽しめる。
現在x.v.Colorに対応している製品はソニーのブラビア「X2500」シリーズもしくはブルーレイディスクレコーダーのBDZ-V9とBDZ-V7のみになっている。
あいにく筆者のテスト環境にx.v.Color対応のディスプレイがなく、その実力は試せなかったが、以前、ソニーが行ったデモを視聴した時は、x.v.Colorはくすんだ色から鮮やかな色まで、見事に再現するので、立体感や臨場感が豊かな映像を楽しめた。再生できる環境にあるなら、ぜひ利用していただきたい。
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