小型だけどハイビジョン、手軽だけどハイビジョン--ソニー「HDR-CX7」 - (page 5)

ソニー
内容:ソニーの“メモリースティックハンディカム”HDR-CX7は、ハイビジョン画質ビデオカメラの普及を担うプロダクトだ。小型、軽量そして手軽と機能レス的な単語ばかり並ぶ製品内容だが、ハイビジョン画質をしっかり装備。小型、手軽と高画質は両立できるのか?

x.v.Colorが再現する自然発色の映像美

 AVCHDの再生条件を見てしまうと、かなり不便に感じる。ただスタートしたばかりの規格なので、今後、対応機が増えることを期待したい。

 それよりも、HDテレビとの接続に欠かせないミニHDMI端子のケーブルが、付属ではなくオプション扱いになっていることが不便に感じる。ハイビジョンをフルデジタル、HDで楽しむには欠かせないケーブルなので、本機購入を検討するのなら、ミニHDMIケーブルを併せて購入しておきたい。

 本機は従来のビデオカメラよりも、広い色域で動画を記録できる「xvYCC」という国際規格に準拠したx.v.Colorに対応している。本体の設定をx.v.Colorに設定して撮影し、さらにx.v.Colorに対応するテレビに接続して再生すれば、より自然な発色で映像を楽しめる。

 現在x.v.Colorに対応している製品はソニーのブラビア「X2500」シリーズもしくはブルーレイディスクレコーダーのBDZ-V9BDZ-V7のみになっている。

 あいにく筆者のテスト環境にx.v.Color対応のディスプレイがなく、その実力は試せなかったが、以前、ソニーが行ったデモを視聴した時は、x.v.Colorはくすんだ色から鮮やかな色まで、見事に再現するので、立体感や臨場感が豊かな映像を楽しめた。再生できる環境にあるなら、ぜひ利用していただきたい。

  • 上からミニHDMI端子、AV端子、充電用の電源インレット

  • 充電から録画データの転送までまかなう「ハンディカムステーション」が付属

  • 左から電源、AV出力端子、コンポーネント出力、USB端子。アナログ出力でハイビジョン映像を見る場合は、コンポーネント出力でテレビと接続する。コンポーネント出力はハンディカムステーションにしか用意されていない

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